未知谷の刊行物【海外文学】



 

ニコライ・ゴーゴリ 著 / イリーナ・ザトゥロフスカヤ 絵 / 工藤正廣 訳
四六判上製80頁 1,600円(税別)
ISBN978-4-89642-418-8 C0097



この紳士が自分の鼻だと直観したときの、恐怖と驚愕…。現実世界から狂気=アブストラクトへ、そして再び現実へと回帰する名作。新作挿絵と新訳で。
 
ゴーゴリ氏は長いことこの作品の発表について同意しなかった。しかし、われわれはこの笑劇作にじつに多くの思いがけないもの、ファンタスチックなもの、愉快なもの、独創的なものを発見していたので、氏の原稿がわれわれにもたらしたと同じ満足を、われわれと読者とに共有させてくれまいかと氏を説得したのである。(プーシキン)


目  次


 
 1
10 
 2
17 
 3
53 
 訳者だより
59 
 ゴーゴリ簡略年譜
66 

イリーナ・ザトゥロフスカヤ
1954年モスクワの画家の家庭に生まれる。幼少時から詩を創り絵を描くが、絵画とグラフィックを正式に学び、最初の個展は1989年のロンドン、以後世界各地で開催。2002年モスクワ美術家同盟よりディプロムを授与される。2012年「開港都市にいがた水と土の芸術祭」に招待され、作品を制作。フレスコ、絵画、陶器、書籍デザイン、詩作、刺繍等広範囲に活躍。作品は12カ国の美術館に収蔵され、個人コレクションも多い。日本版オリジナル絵本にチェーホフ・コレクションとして『ロスチャイルドのバイオリン』『大学生』『すぐり』『箱に入った男』『恋について』『モスクワのトルゥブナヤ広場にて』『ワーニカ』、プラトーノフ『うさぎの恩返し』(未知谷)がある。
 
工藤正廣 [くどう まさひろ]
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学卒。現在同大学名誉教授。ロシア文学者・詩人。著書に『パステルナーク 詩人の夏』『ドクトル・ジバゴ論攷』『ロシア/詩的言語の未来を読む』『新サハリン紀行』『TSUGARU』『ロシアの恋』『片歌紀行』等、訳書にパステルナーク抒情詩集全7冊、7冊40年にわたる訳業を1冊にまとめた『パステルナーク全抒情詩集』『ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄』、フレーブニコフ『シャーマンとヴィーナス』、アフマートワ『夕べ』、チェーホフ『中二階のある家』、ピリニャーク『機械と狼』(川端香男里との共訳)、パステルナーク『リュヴェルスの少女時代』『物語』『ドクトル・ジヴァゴ』、ロープシン『蒼ざめた馬 漆黒の馬』など。

小社刊のニコライ・ゴーゴリの著作物
[外套]
[タラース・ブーリバ]
 
小社刊の工藤正廣の著作物
[TSUGARU (つがる)――物語の声・文体論レッスン――]
[ロシアの恋]
[片歌紀行 今に生きる建部綾足]
[永遠と軛 ボリース・パステルナーク評伝詩集]
[アリョーシャ年代記 春の夕べ]
[いのちの谷間 アリョーシャ年代記2]
[雲のかたみに アリョーシャ年代記3]
[郷愁 みちのくの西行]
[西行抄 恣撰評釈72首]
[チェーホフの山]
[〈降誕祭の星〉作戦 ジヴァゴ周遊の旅]
[1187年の西行 旅の終わりに]
[ポーランディア 最後の夏に]
[没落と愛 2023 РАЗОРЕНИЕ И ЛЮБОВЬ 2023г.]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物
[シャーマンとヴィーナス]
[中二階のある家 ある画家の物語]
[蒼ざめた馬 漆黒の馬]
[夕べ ヴェーチェル]
[機械と狼]
[ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物 [パステルナーク詩集]
[わが妹人生 1917年夏]
[初期 1912―1914 あるいは処女詩集から]
[バリエール越え 1914―1916]
[晴れよう時 1956―1959]
[早朝列車で 1936―1944]
[第二誕生 1930―1931]
[主題と変奏 1916―1922]
[リュヴェルスの少女時代]
[物語]
[パステルナーク全抒情詩集]
[ドクトル・ジヴァゴ]


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ニコライ・ゴーゴリ 著
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