未知谷の刊行物【海外文学】



 
パステルナーク全抒情詩集
ボリース・パステルナーク 著 / 工藤正廣 訳・解説
A5判上製448頁 5,000円(税別)
ISBN978-4-89642-355-6 C0098



未知谷刊行20周年記念企画
 
第一詩集『初期』から最終未刊詩集『晴れよう時』まで全七冊の抒情詩を一冊に。
ロシア・アヴァンギャルドの発生時に出発した詩人がやがてどのようなプロセスをたどって最後の詩集の円熟に到達したのか、その起伏、詩と詩人の人生の緊密な関係――。
訳者の40年に亙る詩的言語との格闘の成果。


目  次

初期 1912―1914 あるいは処女詩集から

バリエール越え 1914―1916
23 
わが妹人生 1917年夏
63 
主題と変奏 1916―1922
121 
第二誕生 1930―1931
171 
早朝列車で 1936―1944
223 
晴れよう時 1956―1959
287 
解説
339 
年譜
417 
あとがき
423 
索引
433/vi 
詳細目次
438/i 

ボリース・パステルナーク
[Борис Пастернак]
(1890―1960)
画家である父と音楽家である母との間に生れ、幼少時からトルストイ、リルケ等多数の芸術家に囲まれて育った。1922年の第三詩集『わが妹人生』で著名詩人となる。1958年ノーベル文学賞拝受。ロマン『ドクトル・ジバゴ』で描いたように、人間とは何か自然とは何か、そういう根源を、斬新な詩的スタイルで創造しなおしてみせた。
 
工藤正廣 [くどう まさひろ]
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学卒。現在同大学名誉教授。ロシア文学者・詩人。
著書に『パステルナーク 詩人の夏』『ドクトル・ジバゴ論攷』『ロシア/詩的言語の未来を読む』『新サハリン紀行』『TSUGARU』『ロシアの恋』『片歌紀行』等、訳書にパステルナーク抒情詩集全7冊、フレーブニコフ『シャーマンとヴィーナス』、アフマートワ『夕べ』、チェーホフ『中二階のある家』、ピリニャーク『機械と狼』(共訳)、パステルナーク『リュヴェルスの少女時代』『物語』等多数。

小社刊のボリース・パステルナークの著作物
[わが妹人生 1917年夏]
[初期 1912―1914 あるいは処女詩集から]
[バリエール越え 1914―1916]
[晴れよう時 1956―1959]
[早朝列車で 1936―1944]
[第二誕生 1930―1931]
[主題と変奏 1916―1922]
[リュヴェルスの少女時代]
[物語]
[ドクトル・ジヴァゴ]
 
小社刊の工藤正廣の著作物
[TSUGARU (つがる)――物語の声・文体論レッスン――]
[ロシアの恋]
[片歌紀行 今に生きる建部綾足]
[永遠と軛 ボリース・パステルナーク評伝詩集]
[アリョーシャ年代記 春の夕べ]
[いのちの谷間 アリョーシャ年代記2]
[雲のかたみに アリョーシャ年代記3]
[郷愁 みちのくの西行]
[西行抄 恣撰評釈72首]
[チェーホフの山]
[〈降誕祭の星〉作戦 ジヴァゴ周遊の旅]
[1187年の西行 旅の終わりに]
[ポーランディア 最後の夏に]
[没落と愛 2023 РАЗОРЕНИЕ И ЛЮБОВЬ 2023г.]
[幻影と人生 2024 ВИДЕНЬЕ И ЖИЗНЬ 2024г.]
[ユゼフ・ローザノフ 青春の終わりに]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物
[シャーマンとヴィーナス]
[中二階のある家 ある画家の物語]
[蒼ざめた馬 漆黒の馬]
[夕べ ヴェーチェル]
[機械と狼]
[ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄]
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パステルナーク全抒情詩集
ボリース・パステルナーク 著
5,000円(税別)

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