未知谷の刊行物【海外文学 / チェーホフ・コレクション】



 
大学生
アントン・P・チェーホフ 作 / イリーナ・ザトゥロフスカヤ 絵 / 児島宏子 訳
A5判64頁 2,000円(税別)
ISBN4-89642-143-4 C0097



ロシア語の響きが補う豊饒さを
日本語の豊かな語義で補完する新訳と
34頁に亘る奔放な絵画で再現する
チェーホフ至宝の短篇世界
 
厳寒のロシア、焚き火に暖をとる
大学生は千九百年以前、同じよう
に焚き火に手を翳ざしたペトロの
苦悩に思いが到り、過去が現在に
直に繋がっていることに気付いた。
そして、湧き出る力を覚えたのだ。
これは正に希望そのものであろう。

アントン・P・チェーホフ
[Anton Pavlovich Chekhov]
(1860―1904)
庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を患いつつ社会活動や多彩な創作を展開した。本書「大学生」の他「カシタンカ」「ロスチャイルドのバイオリン」「ステーピ」「サハリン島」「中二階のある家」「犬を連れた奥さん」等の中・短篇、四大戯曲「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」等がある。ありふれた出来事の中に人生の深い意味を描き込み、社会の醜さを描きながらも明るい未来を予感させる作品が多い。
 
イリーナ・ザトゥロフスカヤ
1954年モスクワの画家の家庭に生まれる。幼少時から詩を創り絵を描くが、絵画とグラフィックを正式に学び、最初の個展は1989年のロンドン、以後世界各地で開催。2002年モスクワ美術家同盟よりディプロムを授与される。フレスコ、絵画、陶器、書籍デザイン、詩作、刺繍など広範囲に活躍。作品は12カ国の美術館に収蔵され、個人コレクションも多い。絵本に『ロスチャイルドのバイオリン』がある。
 
児島宏子 [こじま ひろこ]
映画、音楽分野の通訳、翻訳、執筆に広く活躍。訳書に『ドルチェ・優しく』(岩波書店)、『チェーホフは蘇る』(書肆山田)、『チェブラーシュカ』(平凡社)、『きりのなかのはりねずみ』『きつねとうさぎ』(福音館書店)、『アオサギとツル』『カシタンカ』『ロスチャイルドのバイオリン』(未知谷)など。

チェーホフ・コレクション
[中二階のある家 ある画家の物語]
[カシタンカ]
[ロスチャイルドのバイオリン]
[チェーホフとの恋]
[可愛い女]
[たわむれ]
[北ホテル48号室 チェーホフと女性たち]
[すぐり]
[少年たち]
[いいなずけ]
[箱に入った男]
[僧正]
[恋について]
[泥棒たち]
[谷間で]
[黒衣の修道僧]
[チェーホフ自身によるチェーホフ]
[首にかけたアンナ]
[エゴール少年 大草原の旅]
[モスクワのトルゥブナヤ広場にて]
[ワーニカ]
[チェーホフのこと]
[チェーホフさん、ごめんなさい!]
[チェーホフの生涯]


この商品は下のフォームからご注文いただけます。
翌営業日に小社から折り返し内容確認のメールをさしあげますので、
万が一、小社からのメールが届かない場合は、
お手数ですが、電話等でお問い合わせくださるようお願いします。
 
なお、他の商品も合わせてご注文くださる場合などは、
注文方法]をご覧のうえ「買い物カゴ」をご利用ください。
このフォームは「買い物カゴ」とは連動していませんのでご注意ください。
書   名
著  者
単 価
冊数
大学生
アントン ・P・チェーホフ 作
2,000円(税別)

お 名 前

郵便番号
000-0000の形で正確にご記入ください。
ご 住 所




※アパート・マンションの場合は号数までご記入ください。
電話番号

Eメール

このページの感想や小社へのご意見・ご要望・質問などをお聞かせ下さい。






 


[HOMEへ][新刊案内へ][全点リストへ]["海外文学"リストへ]["チェーホフ"リストへ][前コードの書籍へ][次コードの書籍へ]

未知谷