未知谷の刊行物【海外文学 / チェーホフ・コレクション】



 
北ホテル48号室 チェーホフと女性たち
牧原純 著
四六判176頁 1,800円(税別)
ISBN4-89642-151-5 C0098



オデッサ、1889年7月
北ホテル48号室
俳優たちのお茶の部屋
アントン・チェーホフ
ロシア大地の大女優
クレオパトラ・カラトゥイギナ
二人が出会った
 
国立中央図書館に眠る
女優カラトゥイギナの
チェーホフ宛て書簡38通を
新たに発見し解読
 
1890年、而立のチェーホフを
シベリヤからサハリン島へと
導いたものは何か!?
ロシアに先んじて
その謎に迫る!!


目  次

第一部 アントニオとクレオパトラ

1 サハリン行きの謎

2 オデッサ 1889年7月
17 
3 女優クレオパトラ・カラトゥイギナとは?
22 
4 往復書簡
34 
5 サハリン以後
58 
6 ふたたびクレオパトラの回想
72 
7 おわりに
77 
第二部 チェーホフと女性たち
87 
マリア・ウラジーミロヴナ・キセリョーワ
89 
アレクサンドラ・ワシーリエヴナ・リントワリョーワと三姉妹
99 
エレーナ・ミハーイロヴナ・シャヴローワ
109 
リジア・スターヒエヴナ・ミジーノワ(リーカ)
120 
リジア・ボリーソヴナ・ヤヴォールスカヤ
タチアーナ・リヴォーヴナ・シェープキナ=クペールニク(ターニャ)/オリガ・ペトローヴナ・クンダーソワ
135 
リジア・アレクセーエヴナ・アヴィーロワ
143 
オリガ・レオナールドヴナ・クニッペル
154 
マリア・パーヴロヴナ・チェーホワ
162 
  あとがき
171 
  参考文献・資料
174 

牧原純 [まきはら じゅん]
本名、島地純。1926年東京生まれ。東京外国語大学ロシア語学科卒。文化放送でラジオ・ドラマ演出など、放送関連の仕事を幅広く手掛ける一方、並行して、エルミーロフ『チェーホフ研究』『チェーホフのドラマトゥルギー』(未来社)、マルシャーク『子供の芝居の本』I・II・III(理論社)、マリア・チェーホワ『兄チェーホフ(遠い過去から)』(筑摩書房)の翻訳・出版、フィゲイレド『狐とぶどう』(ぶどうの会)、マリューギン『想出のチェーホフ』(劇団民藝)、チェーホフ『ワーニャ伯父さん』(東京演劇アンサンブル)の翻訳・上演台本など、チェーホフを中心としたロシア演劇の研究・紹介、演劇評論に携る。研究書・上演台本等の翻訳多数。著書に『チェーホフ巡礼』(晩成書房)、『越境する作家チェ−ホフ』(東洋書店)などがある。

小社刊の牧原純の著作物
[二人のオリガ・クニッペル チェーホフと「嵐」の時代]
 
チェーホフ・コレクション
[中二階のある家 ある画家の物語]
[カシタンカ]
[ロスチャイルドのバイオリン]
[チェーホフとの恋]
[大学生]
[可愛い女]
[たわむれ]
[すぐり]
[少年たち]
[いいなずけ]
[箱に入った男]
[僧正]
[恋について]
[泥棒たち]
[谷間で]
[黒衣の修道僧]
[チェーホフ自身によるチェーホフ]
[首にかけたアンナ]
[エゴール少年 大草原の旅]
[モスクワのトルゥブナヤ広場にて]
[ワーニカ]
[チェーホフのこと]
[チェーホフさん、ごめんなさい!]
[チェーホフの生涯]


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北ホテル48号室 チェーホフと女性たち
牧原純 著
1,800円(税別)

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