未知谷の刊行物【海外文学 / チェーホフ・コレクション】
僧正
アントン・P・チェーホフ 作 / ドミトリー・テーレホフ 絵 / 中村喜和 訳
A5判上製68頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-241-2 C0097
徹夜祷のロウソクの灯りの中
僧正は母親の姿を見た気がした――
懐かしい気持でいっぱいの僧正に対し
母は立派になった息子によそよそしい
体調のすぐれない僧正の胸に
幼き頃、青春の日々が去来する
果たして、僧正の容態は深刻に……
復活祭までの一週間
アントン・P・チェーホフ
[Anton Pavlovich Chekhov]
(1860―1904)
庶民の子として生まれ、中学の頃から苦学を重ねた。モスクワ大学医学部在学中も家計を助けるため、ユーモラスな短篇を多数の雑誌に発表。社会的関心も高く、結核を患いつつ社会活動や多彩な創作を展開した。本書「僧正」の他「
カシタンカ
」「ステーピ」「サハリン島」「
中二階のある家
」「犬を連れた奥さん」等の中・短篇、四大戯曲といわれる「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」等がある。鋭い視線で市井に取材し、ありふれた出来事の中に人生の深い意味を描き込み、社会の醜さを描きながらも明るい未来を予感させる作品が多い。
ドミトリー・テーレホフ
1936年モスクワ生まれ。多数の芸術家の交流する家庭で、ピアニストのリヒテルのかたわらに育ち、絵画はファリクを師とした。アヴァンギャルドや革命的破壊に違和感をもつ美的素養は彼らの影響が大きい。オーソドックスなロシア美術に流れる、具象表現の良質な部分を受け継ぐ画家として評価が高い。映像の詩人ユーリー・ノルシュテインとは竹馬の友。本書の他、日本版オリジナル詩画集として『
音の箱舟 モーツァルト
』(木坂涼詩/未知谷)がある。
中村喜和 [なかむら よしかず]
一橋大学でロシア語を学ぶ。日本貿易振興会勤務の後、東京大学、一橋大学、共立女子大学で、ロシア語を教える。専攻はロシア文化史。日露関係史にも関心をもち論考を発表。主要な著書・訳書は『ロシア中世物語』(筑摩書房)、『ロシア民話集』(上下、岩波文庫)、『聖なるロシアを求めて』(平凡社、大佛次郎賞受賞)、『ロシアの風』(風行社)、『
箱に入った男
』(未知谷)等。
チェーホフ・コレクション
[
中二階のある家
ある画家の物語
]
[
カシタンカ
]
[
ロスチャイルドのバイオリン
]
[
チェーホフとの恋
]
[
大学生
]
[
可愛い女
]
[
たわむれ
]
[
北ホテル48号室
チェーホフと女性たち
]
[
すぐり
]
[
少年たち
]
[
いいなずけ
]
[
箱に入った男
]
[
恋について
]
[
泥棒たち
]
[
谷間で
]
[
黒衣の修道僧
]
[
チェーホフ自身によるチェーホフ
]
[
首にかけたアンナ
]
[
エゴール少年 大草原の旅
]
[
モスクワのトルゥブナヤ広場にて
]
[
ワーニカ
]
[
チェーホフのこと
]
[
チェーホフさん、ごめんなさい!
]
[
チェーホフの生涯
]
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僧正
アントン・P・チェーホフ 作
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