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音の箱舟 モーツァルト
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木坂涼 詩 / ドミトリー・テーレホフ 絵 / アーサー・ビナード 跋
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A5判64頁 2,000円(税別)
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ISBN4-89642-155-8 C0092
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その人は
一音一音を
音の箱舟に招いた
その舟は――音楽
モーツァルト生誕250年に贈る詩画集。日本の詩人とロシアの絵描きによるモーツァルトへのオマージュ。優しく響きあう、軽やかなコラボレーション。詩画13作品収録。
「――あるいは、二十一世紀のロシア人の画家と日本人の詩人が掬い取り、立ち上がらせるモーツァルトの日々も。――絵でなければ表現できない瞬間や、詩でしか語れない感情は、誰しも経験するはず。ましてやモーツァルトの短い生涯には、それらがいっぱい詰まっていたに違いない。絵と詩のデュエットに誘われ、新たに接近できる側面が多々ある」(跋/アーサー・ビナード「モーツァルトのホクロ」より)
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目 次
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頁
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I レッスン
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7
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II ソファー
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11
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III 無邪気な征服
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15
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IV 外気
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19
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V 調べ
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23
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VI 小鳥と笛
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27
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VII 降る
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31
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VIII 教会
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35
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IX 遊びのタイトル
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41
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X 恋
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45
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XI 手紙
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49
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XII 最後の馬車
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53
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XIII -0、35歳
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57
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跋 アーサー・ビナード
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61
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モーツァルト略年譜
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66
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木坂涼 [きさか りょう]
詩人。1958年埼玉県生まれ。新鮮でユニークな作風が注目を浴び、詩集『ツッツッと』で現代詩花椿賞、『金色の網』で芸術選奨文部大臣新人賞受賞。詩集『刺繍日記』『五つのエラーをさがせ!』、エッセイ集『ベランダの博物誌』、絵本『のばします』『みんなおっぱいのんでたよ』『しきしきむらのはる』、翻訳絵本『ピッツァぼうや』『ヨセフのだいじなコート』などがある。
ドミトリー・テーレホフ
1936年モスクワ生まれ。多数の芸術家の交流する家庭で、ピアニストリヒテルのかたわらに育ち、絵画はファリクを師とした。アヴァンギャルドや革命的破壊に違和感をもつ美的素養は彼らの影響が大きい。オーソドックスなロシア美術に流れる、具象表現の良質な部分を受け継ぐ画家として評価が高い。映像の詩人ユーリー・ノルシュテインとは竹馬の友。
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