メラニア・G・マッツッコ [Melania G. Mazzucco]
1966年、ローマに生まれる。小説家。1996年、『メドゥーサのキス』でデビュー。20世紀初めにアメリカに移住した、南伊カラブリア州生まれの祖父の経験を描いた『ヴィータ』(2003年)で、ストレーガ賞受賞。ほかの作品に、『かくも愛された、彼女』(2000年、ナポリ賞受賞)、『ある完全な一日』(2005年、フェルザン・オズペテク監督により同タイトルで映画化)、『天使の待ちぼうけ』(2008年、バグッタ賞受賞)『リンボ』(2012年、エルサ・モランテ賞受賞)などがある。小説のほかに、16世紀ヴェネツィアに生きた画家ティントレットの伝記(『ジャコモ・ティントレットと息子たち:あるヴェネツィアの一家族の歴史』2009年、ベネデット・クローチェ賞受賞)を著している。