未知谷の刊行物【国内文学】



 
山中暦日 辻まことアンソロジー
辻まこと 著 / 柴野邦彦 編・解説
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-390-7 C0095



辻まことアンソロジー第3弾!
山を愛した辻まことの、山や自然を描いた作品群から
かつて山の若き友であった編者が厳選する11篇

 
炉を囲んで焔を見ている夜は、たとえ沈黙が一晩中続いたとしても、人々はけっして退屈もしないし気詰りなおもいもしない……誰かが賑やかにしゃべりはじめても、そう邪魔にならないだろう。合槌を打っても打たなくてもいいのだ。語り手は半ば焔を聴手とし、人々は燃えうつり消える熱と光を濾してあるいは遠くあるいは近く、そこから生れてくる話を聴くのだから。(「あとがき」より)


目  次

多摩川探検隊

夏の湖
 盗まれた月夜 16
 イットリ峠を越えてくるムフォ 18
 アガナと泳ぐ 20
 プッポロがやってきた 22
 マルビの見晴しにあるキャフェ・イメ 24
 ケルピの浦 26
15 
ツブラ小屋のはなし
28 
秋の彷徨
 木石亭 34
 旧友 37
 仙人の実験 40
 年なし岩魚 43
 ワンダーフォーゲル 46
 ヴァガボンドの夢 49
 伴ウィンクル 52
33 
根名草越え
 金精峠 56
 温泉岳・念仏平 58
 根名草山頂 60
 天狗岩・手白沢ヒュッテ 62
55 
山中暦日
64 
無法者のはなし
72 
三つの岩
82 
白い散歩
97 
引馬峠
110 
岳人の言葉
132 
あとがき
180 
居候で候  柴野邦彦
182 

辻まこと [つじ まこと]
1913年生まれ。本名辻一。詩人、画家。フリーのグラフィック・デザイナーとして文明批評的なイラストをはじめとする多くの作品を残し、山岳、スキーなどをテーマとした画文でも知られる。日本のダダイズムの中心的人物辻潤と婦人解放運動家伊藤野枝が両親。1975年没。著書に『虫類図譜』『山からの絵本』『辻まこと全集』『全画集』等。
 
柴野邦彦 [しばの くにひこ]
1943年、東京生まれ。上智大学フランス語科卒。フランス大使館勤務後、イベントプロデュース業等を経て、現在絵描きと、文筆業。登山とフライフィッシングを愛好。著書に『フィッシング・ダイアリー』(未知谷)、『川からの釣人の手紙』(講談社)、編書に『ひとり歩けば』(辻まこと著/未知谷)、訳書に『ア・フライフィッシャーズ・ライフ』等。Fario Friends of Tokyoおよび日本登攀クラブ会員。

小社刊の辻まことの著作物
[すぎゆくアダモ]
[遊ぼうよ 辻まことアンソロジー]
[ひとり歩けば 辻まことアンソロジー]
[山谷晴天 辻まことアンソロジー]
 
小社刊の辻まこと関連の著作物
[辻まことマジック]
 
小社刊の柴野邦彦の著作物
[フィッシング・ダイアリー]
 
小社刊の柴野邦彦関連の著作物
[多摩川森林組合 マルタ釣り的考察]
[ア・フライフィッシャーズ・ライフ ある釣師の覚え書き]
[シャモニーの谷に生まれて モンブランが仕事場]


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