未知谷の刊行物【国内文学】



 
フィッシング・ダイアリー
柴野邦彦 著
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-367-9 C0095



魚を釣る、とはこういうことだったのか!!
"Fly Fisher" "Fly Fishing Journal"
両誌の好評連載を軸に
書き下ろしを含む中篇8篇で編む珠玉のエッセイ集
釣人はもちろん読書ファンも楽しめる 釣りを読む一冊
 
美しいだけでなく、焚火で焼いたイワナは食べるとおいしいが、夕食用は夕方になってから釣ればいい。それも、一つか二つ、自分で食べる分だけで十分だ。
立ち上がると、魚がついていそうな次のポイントを探して、釣人は光と甘い香りで一杯になった谷の中を歩いていった。
そうした朝の風景は数々の釣りの旅の、ある一日のことでもあるし、また川辺で過ごしたたくさんの朝の積み重ねでもある。風景は鱒釣りの魅力の一端を語ってくれると思う。
鱒釣師にとって人生最良の日とは美しい川を歩いて、のびのびと竿を振り、魚がたくさん釣れた日。そして鱒釣師にとって人生二番目に良い日とは、美しい川を歩いて、竿を振り、魚が釣れなかった日である。(本書「序章」より)


目  次

序章

フィッシング・ダイアリー
朝 18/濡れている 20/風の午後 22/日曜の夜 24/週末の天気予報 26/訪問者 28/春の一撃 30/男と女 35/わさび田 38/ある日マーメイドが 40/ツケ 42/ちびカケス 44/釣りの一日 46/パーフェクション 48/ヤマベ釣り 50/橋の下の大淵 52/釣り日和 54/焚火 56/宝物 58
18 
釣行記
62 
杉川釣行記
62 

74 
住みついた岩魚
89 
石の湯の春
113 
岩魚街道
129 
月夜の野天風呂
142 
釣人の四季
森を抜けると 156/本当の春 158/釣人の燻製 160/長淵の夜 162/山の湖 165/開店休業 168/モンカゲロウ 171/冬イワナ 174/とび去る午後 178/ダム下のポイント 181/クラリネット五重奏 184
156 
終章
187 

柴野邦彦 [しばの くにひこ]
1943年、東京生まれ。上智大学フランス語科卒。フランス大使館勤務後、イベントプロデュース業等を経て、現在絵描きと、文筆業。登山とフライフィッシングを愛好。著書に『川からの釣人の手紙』、訳書に『ア・フライフィッシャーズ・ライフ』等、編書に『ひとり歩けば 辻まことアンソロジー』(未知谷)がある。
Fario Friends of Tokyo および日本登攀クラブ会員。

小社刊の柴野邦彦関連の著作物
[ひとり歩けば 辻まことアンソロジー]
[山中暦日 辻まことアンソロジー]
[山谷晴天 辻まことアンソロジー]
[多摩川森林組合 マルタ釣り的考察]
[ア・フライフィッシャーズ・ライフ ある釣師の覚え書き]
[シャモニーの谷に生まれて モンブランが仕事場]


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柴野邦彦 著
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