
|

|

|
|
多摩川森林組合 マルタ釣り的考察
|
多摩川森林組合 編
|
四六判上製176頁+カラー口絵16頁 2,000円(税別)
|
ISBN978-4-89642-405-8 C0076
|
|
|
蘇る清流!
あの多摩川を超60cmのマルタが遡る!!
サケが多摩川に帰ってきた、という報道は人々を驚かせた。そして、釣人をさらに驚かせたのは、六十センチを越えるような魚が群れをなして海から遡ってくる事実だった。それがマルタの登場だったのだ。マルタに続いてアユがやってくる。川は生きているのだ。アユもマルタもこの大都会の中を流れる川の中で卵を産み、次の世代の生命へとつなげていく。この繰り返しはわれわれを目覚めさせてくれる。われわれがずっと昔に川と密接につながっていたころの、細胞の上に刻印された記憶を甦らせ、都会生活に潰されかけたわれわれを立ち直らせてくれるような気がする。
(「あとがき」より)
*本書の内容
森林組合について
第一章 川
多摩川についてのあれこれ
第二章 魚
マルタとは? 生態的、
博物学的、食べ物として
あらゆる角度から考察
第三章 釣り
マルタ釣りメソッド
組合員アンケート
第四章 エッセイ
釣り人によるエッセイ
|

|

|
目 次
|
頁
|
口絵
|
|
とてもなが〜い「はじめに」 西山雅也、大武正行
|
7
|
組合作業日報から 西山雅也
|
17
|
第一章 川
|
27
|
多摩川の四季 佐藤ゲン
|
28
|
超溯上魚マルタ 奥山文弥
|
42
|
川崎河川漁業協同組合から見た多摩川
|
|
インタビュー 組合長 井口文夫氏に聞く
|
47
|
第二章 魚
|
65
|
還暦マルタ、川を溯る。 佐藤英彦
|
66
|
サケ科魚類研究者から見たマルタの生態 奥山文弥
|
71
|
マルタの博物誌 和田新平
|
84
|
マルタウグイ食べてみた 酒川郁子
|
112
|
口絵
|
|
第三章 釣り
|
117
|
私のマルタ釣りメソッド ヒット確率UPの為に…… 早川之
|
119
|
私のマルタ釣りメソッド マーカーフィッシング 奥山文弥
|
132
|
私のマルタ釣りメソッド Toshiro.K
|
136
|
多摩川森林組合「マルタ釣」アンケート
|
140
|
*時期とエリアは?
|
|
*釣方は?
|
|
*「タマゾン」と言われる魚種を捕獲されたことは?
|
|
*マルタ釣他多摩川に関するコメントがあれば……
|
|
第四章 エッセイ
|
151
|
多摩川の自然の完全復活を夢みて地域活動を続ける 松井隆一
|
152
|
我がモンタナ 早川之
|
160
|
あとがき 柴野邦彦
|
169
|

多摩川森林組合とは?
東京都の水源・多摩川が東名高速と交差する辺りで肩書き抜きに釣りや川遊びを楽しむ人々。組合長は甲斐犬のリオ。ここでの釣りのターゲット、マルタを丸太とも書くことからマルタを伐採する「森林組合」と名づけられた。泡だらけ、悪臭ふんぷんだった高度成長期の多摩川を知る人には信じられないほど川は回復し、鮎も鮭も遡り、空には雲雀や燕の姿も見える。
|

|