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猟人日記抄
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ツルゲーネフ 著 / 工藤精一郎 訳 / B.デフテレーフ 画
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四六変上製256頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-391-4 C0097
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ヘミングウェイの愛読書!
代表作『日はまた昇る』では
主人公が読み耽る――
本作『猟人日記』にインスピレーションを得て
トルストイは『森林伐採』『三つの死』など
チェーホフは『葦笛』『猟兵』
国木田独歩は『武蔵野』
島崎藤村は『千曲川のスケッチ』
を書き上げた。ありのままの自然と人間の姿を素直に知ろうとする
自然主義文学がここから始まる――。
*本書は、長大ゆえか絶版久しい古典を親しみやすい形で提示しようと企画し、権利者の快諾を得て、編集部が10篇を選択し挿絵を添えたものです。興味を覚えられた方は、是非全25篇の『猟人日記』をお読み下さい。(編集部)
*挿絵18枚
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目 次
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頁
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ホーリとカリーヌイチ
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7
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エルモライと粉屋の女房
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32
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リゴフ
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55
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ベージンの草原
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79
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クラシーワヤ・メーチのカシヤン
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117
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狼(ビリューク)
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153
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あいびき
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170
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生きたご遺体
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187
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音がする!
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214
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森と曠野
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241
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ツルゲーネフ [И. С. Тургенев]
1818年〜83年。19世紀ロシアの代表的な小説家。ロシア帝国の貴族。『猟人日記』は彼の出世作であり、地主や農民の姿をありのまま誠実に描いた本作によってアレクサンドル二世は農奴解放を決意し、 国木田独歩や島崎藤村は自然主義文学を志したと言われる。
工藤精一郎 [くどう せいいちろう]
1922年福島県生まれ。ハルビン学院卒業。ロシア文学会会員。日ソ文化交流機関講師、関西大学教授等を歴任。日本に多くのロシア文学作品を紹介した。2008年没。
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