未知谷の刊行物【海外文学】



 
歌とフラシュキ Pieśni i fraszki
《ポーランド文学古典叢書》第10巻

ヤン・コハノフスキ 著 / 関口時正 訳
四六判上製272頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-710-3 C0398



ポーランド文学古典叢書第10巻
16世紀、近代ポーランド文学の礎を築いた詩人ヤン・コハノフスキ
その歌(歌唱)とフラシュキ(戯れ歌)は、今日もポーランドの中学国語で最初の教材であり、多くの文学者に影響を与えてきた
格調高く典雅な歌から、俗で卑猥な言葉まで
激越な弾劾から、囁き声の告白まで
コハノフスキの自由で豊かな言葉の世界へようこそ


目  次



歌 Pieśni
15 
ヤン・コハノフスキ第一歌集
16 
ヤン・コハノフスキ第二歌集
66 
夏至祭の歌
98 
フラシュキ Fraszki
147 
ヤン・コハノフスキのフラシュキ 第一集
148 
ヤン・コハノフスキのフラシュキ 第二集
177 
ヤン・コハノフスキのフラシュキ 第三集
221 
《飲酒にまつわるフラシュカ三篇》から
255 
訳者後記
258 

ヤン・コハノフスキ [Jan Kochanowski]
1530年スィツィーナ(ポーランド)生、1584年ルブリン(ポーランド)没。19世紀にアダム・ミツキェーヴィチが出現する以前のポーランド文学において最も傑出した詩人とされる。ラテン語でも執筆した。その文学には、ギリシア・ローマ古典文化の継承に代表されるルネッサンス期欧州共通の特質に加えて、宗教的寛容、田園生活の礼讃、鋭い民族意識といったポーランド的特徴を見て取ることができる。
 
関口時正 [せきぐち ときまさ]
東京生まれ。東京大学卒。ポーランド政府給費留学(ヤギェロン大学)。1992〜2013年、東京外国語大学でポーランド文化を教える。同大名誉教授。著書に『ポーランドと他者』(みすず書房)、訳書にJ. コハノフスキ著『挽歌』、A. ミツキェーヴィチ著『バラードとロマンス』『祖霊祭 ヴィリニュス篇』、S. I. ヴィトキェーヴィチ著『ヴィトカツィの戯曲四篇』、B. プルス著『人形』、『ミコワイ・レイ氏の鏡と動物園』(以上、未知谷)、J. イヴァシュキェヴィッチ著『尼僧ヨアンナ』(岩波文庫)、J. コット著『ヤン・コット 私の物語』(みすず書房)、C. ミウォシュ著『ポーランド文学史』(共訳、未知谷)、『ショパン全書簡1816〜1830年――ポーランド時代』、『ショパン全書簡1831〜1835年――パリ時代(上)』、『ショパン全書簡1836〜1839年――パリ時代(下)』(共訳、岩波書店)、S. レム著『主の変容病院・挑発』、『インヴィンシブル』(国書刊行会)などがある。

小社刊のヤン・コハノフスキの著作物
[挽歌 Treny 《ポーランド文学古典叢書》第1巻]
 
ポーランド古典文学叢書
[挽歌 Treny 《ポーランド文学古典叢書》第1巻]
[ソネット集 Sonety 《ポーランド文学古典叢書》第2巻]
[バラードとロマンス 《ポーランド文学古典叢書》第3巻]
[コンラット・ヴァレンロット 歴史物語――リトアニア人とプロイセン人の故事より 《ポーランド文学古典叢書》第4巻]
[ディブック ブルグント公女イヴォナ 《ポーランド文学古典叢書》第5巻]
[ヴィトカツィの戯曲四篇 《ポーランド文学古典叢書》第6巻]
[人形 《ポーランド文学古典叢書》第7巻]
[祖霊祭 ヴィリニュス篇 《ポーランド文学古典叢書》第8巻]
[ミコワイ・レイ氏の鏡と動物園 《ポーランド文学古典叢書》第9巻]
[婚礼 《ポーランド文学古典叢書》第11巻]
 
小社刊のポーランド文学関連の著作物
[ポーランド文学史]
 
小社刊のヤン・コハノフスキ関連の著作物
[文学の贈物 東中欧文学アンソロジー]


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《ポーランド文学古典叢書》第10巻

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