未知谷の刊行物【芸術】



 
風雪という名の鑿 砂澤ビッキ
酒井忠康 著
四六判上製152頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-668-7 C0071



「ビッキ」は「カエル」を意味するアイヌ語。
子どもの頃からの愛称だった。
1931年、旭川でアイヌの両親の元に生まれ、
50年代上京後、澁澤龍彦を中心とする
文学サロンに出入りしながら彫刻を制作
78年、音威子府(オトイネップ)村へ移住し、
力漲る大きな木彫作品を多数作った。
なかば伝説と化した「砂澤ビッキ」と
長年、日本の美術をプロデュースし、
人間・ビッキの気に触れていた
著者との知られざる交流、その記録


目  次


 
風雪という名の鑿

II
 
音威子府行
26 
ビッキならどうする?
29 
アイヌ語に聴く
33 
ビッキと「字」について
36 
ブッポウソウ
41 
III
 
砂澤ビッキを語る
50 
IV
 
洞爺湖の砂澤ビッキ
90 
ビッキは飛んで行く!
98 
ビッキの本棚
110 
再びビッキのこと
118 
ビッキとジャック・ロンドン
127 
あとがき
137 
砂澤ビッキ略年譜
143 
図版一覧
149 

酒井忠康 [さかい ただやす]
1941年北海道生まれ。慶應義塾大学文学部卒。1964年神奈川県立近代美術館に勤務。同美術館館長を経て、現在、世田谷美術館館長。幕末明治期の美術をテーマとした『海の鎖』『開化の浮世絵師清親』で注目され、その後、美術批評家としても活躍。著書に『若林奮 犬になった彫刻家』『鞄に入れた本の話』(以上みすず書房)、「現代彫刻の世界」のサブタイトルをもつ『彫刻の庭』『魂の樹』『森の掟』『彫刻の絆』(以上小沢書店)、『彫刻家への手紙』『彫刻家との対話』『ダニ・カラヴァン』『ある日の画家』『ある日の彫刻家』(以上未知谷)、『早世の天才画家』(中公新書)、『覚書幕末・明治の美術』(岩波書店)、また郷里を描いた寓話集『海にかえる魚』(未知谷)、随想『積丹半島記』(TPH)、『芸術の海をゆく人 回想の土方定一』『芸術の補助線』(みすず書房)などがある。

小社刊の酒井忠康の著作物
[海にかえる魚]
[彫刻家への手紙 現代彫刻の世界]
[彫刻家との対話 現代彫刻の世界]
[ダニ・カラヴァン 遠い時の声を聴く]
[ある日の画家 それぞれの時]
[ある日の彫刻家 それぞれの時]


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書   名
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風雪という名の鑿 砂澤ビッキ
酒井忠康 著
1,800円(税別)

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