未知谷の刊行物【国内文学】



 
断絶と連続 私説 《八月十五日》前後
渡辺淳 著
四六判上製160頁 1,600円(税別)
ISBN978-4-89642-379-2 C0095



青春を徴兵に奪われた者の
敗戦による断たれたものと
連綿と継続するものへの思い……
悪しき《連続》への警鐘となり得るか

 
一九四五年の《八月十五日》は、その頃生きていた日本人すべてにとって、かつて例を見ない日付だった。それ以前の戦時中と、以後の平和の時代との《断絶》が歴然としたからだ。ところが、それが必ずしも断絶とはならず、いち早く悪しき《連続》へと変容し始めたのであった。このドラマを、個人的体験を通じて明らかにし、広くその後への示唆が引き出せれば幸いだと考えて、この稿を記す次第である。(「序」より)
 
〈カバー写真について〉
このふたりの写真はポピュラーで、われわれには馴染み深いはずだが、これをここに掲げるのは、本書の《八・一五》前後の模様と、それが証す《断絶》と《連続》の思想の記述をこれが典型的にシンボライズしているからである。なお、これは天皇が45年9月27日、当時は赤坂のアメリカ大使館に置かれていた《GHQ》に初めてマッカーサー元帥を訪れたときの写真で、聞くところによると離日するまでつねに天皇から元帥を29回に亘って訪問したという。


目  次



第一部 八月十五日以前 《関東大震災》の頃から《十五年戦争》まで
13 
一 前史――旧制高校入学まで
14 
二 高校生活から大学入学即入隊
30 
三 軍隊生活
48 
第二部 八月十五日以後 占領から日米平和条約・安保改定まで
69 
一 前史――占領と民主主義そして私生活のこと
70 
二 アカデミズムの周辺で
87 
三 演劇界の再出発
105 
四 ジャーナリズムの周辺で
123 
《終り》即《始まり》のために
145 
あとがき
151 

渡辺淳 [わたなべ じゅん]
1922年三重県生まれ。東京大学文学部仏文学科卒業。東京都立大学・共立女子大学教授を経て現在東京都立大学名誉教授。評論家。主な著・訳書に『パリの世紀末』(中公新書)、『スペクタクルの60年代』(平凡社)、『カフェ』『パリ・一九二〇年代』『現代演劇のゆくえ』(以上、丸善ライブラリー)、『パリ・開幕 劇場・映画館探訪』(丸善ブックス)、『映画と文学の間』(清水書院)、『二十世紀のフランス知識人』(集英社新書)、『喜劇とは何か』『映画の原典を読む』(以上未知谷)、ロラン・バルト『零度のエクリチュール』(みすず書房)、ジャン・デュヴィニョー『スペクタクルと社会』、エドガール・モラン『映画 あるいは想像上の人間』(以上法政大学出版局)、アンドレ・マルロー『王道』(講談社文芸文庫)などがある。

小社刊の渡辺淳の著作物
[喜劇とは何か モリエールとチェーホフに因んで]
[映画の原典を読む 映画芸術《思想化》の歩み]
[外へ、そして外から 《滞欧体験》の意味するもの]
[記憶のアラベスク]
[知的生活 学徒出陣から60年安保、そして知の極北・現在まで]


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断絶と連続 私説 《八月十五日》前後
渡辺淳 著
1,600円(税別)

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