未知谷の刊行物【国内文学】



 
喜劇とは何か モリエールとチェーホフに因んで
渡辺淳 著
四六判上製160頁 1,600円(税別)
ISBN978-4-89642-341-9 C0095



単なるふざけや当てこすりでない
〈喜劇性〉を表現しえた二人の劇作家
モリエールとチェーホフ

 
政治の世界を典型として、現今われわれの周辺には、《喜劇的要素》が事欠かない。こういったことを深いところ、つまりラディカルな人間性や自然に反するあらゆるタブー、聖域に挑むことを避けずに俎上に載せて何とかクリアし、解決ではなくて考えさせる問題提起を孕んだ地上的な人間喜劇に昇華させて欲しいと思う。(「むすび」より)


目  次



第一部 モリエールの方
11 
一 《笑劇》の時代――地方巡業の一座
12 
二 パリ帰還――《本格喜劇》の誕生
31 
  おわりに
76 
第二部 チェーホフの方
79 
  はじめに
80 
一 最初期、《ユーモア作家時代》
88 
二 三つの初期長篇戯曲について
103 
三 サハリン旅行以後――《本格喜劇》の制作
111 
  おわりに
137 
むすび――喜劇とは何か
141 
《主要参考文献》
149 
あとがき
153 

渡辺淳 [わたなべ じゅん]
1922年三重県生まれ。評論家。東京大学文学部仏文学科卒業。主な著・訳書に『パリの世紀末』(中公新書)、『スペクタクルの60年代』(平凡社)、『カフェ』『パリ・一九二〇年代』『現代演劇のゆくえ』(以上、丸善ライブラリー)、『パリ・開幕 劇場・映画館探訪』(丸善ブックス)、『映画と文学の間』(清水書院)、『二十世紀のフランス知識人』(集英社新書)、ロラン・バルト『零度のエクリチュール』(みすず書房)、ジャン・デュヴィニョー『スペクタクルと社会』エドガール・モラン『映画 あるいは想像上の人間』(以上、法政大学出版局)、アンドレ・マルロー『王道』(講談社文芸文庫)などがある。

小社刊の渡辺淳の著作物
[映画の原典を読む 映画芸術《思想化》の歩み]
[断絶と連続 私説 《八月十五日》前後]
[外へ、そして外から 《滞欧体験》の意味するもの]
[記憶のアラベスク]
[知的生活 学徒出陣から60年安保、そして知の極北・現在まで]


この商品は下のフォームからご注文いただけます。
翌営業日に小社から折り返し内容確認のメールをさしあげますので、
万が一、小社からのメールが届かない場合は、
お手数ですが、電話等でお問い合わせくださるようお願いします。
 
なお、他の商品も合わせてご注文くださる場合などは、
注文方法]をご覧のうえ「買い物カゴ」をご利用ください。
このフォームは「買い物カゴ」とは連動していませんのでご注意ください。
書   名
著  者
単 価
冊数
喜劇とは何か
モリエールとチェーホフに因んで
渡辺淳 著
1,600円(税別)

お 名 前

郵便番号
000-0000の形で正確にご記入ください。
ご 住 所




※アパート・マンションの場合は号数までご記入ください。
電話番号

Eメール

このページの感想や小社へのご意見・ご要望・質問などをお聞かせ下さい。






 


[HOMEへ][新刊案内へ][全点リストへ]["国内文学"リストへ][前コードの書籍へ][次コードの書籍へ]

未知谷