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目 次
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頁
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序
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1
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言葉の白装束――鮎川信夫論
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9
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第一節 残骸のなかの生――「死んだ男」論 11
第二節 夕陽とネクロフィリア――亡姉詩篇論 19
第三節 橋上の神――「橋上の人」論 24
第四節 「空白」から「死者」へ――「淋しき二重」から「冬物語」まで 46
第五節 歴史の境界線――病院船詩篇論 66
第六節 遠ざかる死者――「もしも 明日があるなら」から「木枯の町にて」まで 72
第七節 「戦争」の最後の言葉――「兵士の歌」論 78
第八節 自然との邂逅――「喪心のうた」から「000年」まで 84
第九節 終局の地――「海の変化」論 95
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死せるものたちの瞳――北村太郎論
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107
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第一節 壊された時間のなかで――「墓地の人」「やさしい人」「地の人」論 109
第二節 ノイズとモノクローム――「おそろしい夕方」から「悲しき夢」まで 123
第三節 世界の幽霊――「夏の中心」から「冬の目」まで 133
第四節 二つの「荒地」――「終りのない始まり」から「死の死」まで 145
第五節 大いなる滅びへ――「夢から夢へ」から「港の人」まで 153
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光と慟哭――木原孝一論
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169
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神でもなく獣でもなく、人でもなく――黒田三郎論
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211
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第一節 失われた記憶――戦後詩の原風景 213
第二節 血と空白と――『失はれた墓碑銘』論 217
第三節 「私」の跡地で――『時代の囚人』論 242
第四節 世界との訣別――『ひとりの女に』論 253
第五節 日常の呪縛――『渇いた心』から『小さなユリと』まで 261
第六節 テキーラと羊と紙風船――『もっと高く』から『ある日ある時』まで 270
第七節 第四の生――『羊の歩み』から『死後の世界』まで 285
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帝国の秋――田村隆一論
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301
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第一節 死と美の結節点――「正午」論 303
第二節 もう一つの世界史――『四千の日と夜』論 314
第三節 滅びゆく「荒地」――「帰途」から「恐怖の研究」まで 340
第四節 増殖する緑のなかで――「暗緑色の遠心分離器」から「毎朝 数千の天使を殺してから」まで 359
第五節 新しい傷痕――戦中詩篇から「ぼくの聖灰水曜日」まで 373
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十三月の詩――中桐雅夫論
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385
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壁の中の人――三好豊一郎論
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429
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透明な嵐のなかで――吉本隆明論
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467
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第一節 死んだ「私」との対話――吉本隆明と「荒地」初期同人 469
第二節 神の息絶えた地で――『固有時との対話』論@ 475
第三節 極限の詩――『固有時との対話』論A 502
第四節 新たなる「私」へ――『転位のための十篇』論@ 528
第五節 歴史への裁き――『転位のための十篇』論A 546
第六節 「とほく」への意志・大衆の原像――「涙が涸れる」から「恋唄」まで 572
第七節 終焉と再生――「告知する歌」論 592
第八節 神話の創造――「島はみんな幻」から「〈演技者の夕暮れ〉に」まで 602
第九節 沈められた心――「ある抒情」論 615
第十節 世界の死・死の世界――「〈農夫ミラーが云つた〉」から「字画の挿話」まで 625
第十一節 言葉の始原・始原の言葉――「声の葉」から「深さとして 風のいろとして」まで 636
第十二節 無の光――『記号の森の伝説歌』論@ 648
第十三節 世界との和解――『記号の森の伝説歌』論A 672
第十四節 荒地への旅――「十七歳」から『言葉からの触手』まで 696
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参考文献一覧
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710
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あとがき
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717
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