未知谷の刊行物【国内文学】



 
実存文学II
山下洪文 監修
四六判上製776頁 非売品
(ご入用の方は編集部までお問い合わせください)
ISBN978-4-89642-684-7 C0095



 


目  次

特集・中桐雅夫

解説 中桐雅夫について  山下洪文
10 
初期詩篇・論文 詩篇 恋情 22/哀歌 23/ラビリンスについて
25 
        論文 諸経験の秩序について 26/言葉を養ふ 31/唇頭の灰
35 
エッセンス&入門
37 
講義録 失われた死を求めて  山下洪文
65 
論考 沈黙による証明――中桐雅夫論  中田凱也
87 
   灰色の詩人、中桐雅夫――日記より  田口愛理
115 
   言葉の死なない明日へ――中桐雅夫、不眠の遍歴  内藤翼
145 
略年譜
178 
特集・菅谷規矩雄
185 
解説 菅谷規矩雄について  山下洪文
186 
断片 ビューヒナー「ダントンの死」  菅谷規矩雄訳
197 
メモ 一九六九年の菅谷規矩雄  長谷川正史
205 
エッセンス&入門
212 
講義録 言葉の「死後」を生きるということ  山下洪文
238 
論考 始まらなかった世界に生まれて――菅谷規矩雄論  舟橋令偉
267 
   あまりにも過剰である「生」について――菅谷規矩雄論補遺  舟橋令偉
344 
   殉教と空白――磯田光一と菅谷規矩雄についての断章  加藤佑奈
359 
   存在しないあなたへ――小説・菅谷規矩雄  島畑まこと
367 
略年譜
394 
小詩集
401 
   羽風の詩  中田凱也
402 
   焼失する夜  島畑まこと
409 
   すべてが消える朝  田口愛理
419 
   時の献花  古川慧成
426 
   思春円環殺人事件  西巻聡一郎
432 
   四肢あれども  松川未悠
440 
   私の死んだ骨を抱きしめて  秋山実夢
447 
   標  内藤翼
455 
   沼を乾かす  正村真一朗
470 
   藍色の十字架を埋葬するとき  舟橋令偉
480 
   星空  山下洪文
489 
小説
499 
   穴  島畑まこと
500 
   実体の残存  海老沢優
533 
飯島宗享のスクラップブック
543 
解説 本資料について  山下洪文
544 
論文 キリストに実存の原型を 549/実存主義とヒューマニズム 553/こんりんざい譲れないもの 557/教会の変革≠ェ課題 563/真の友となる実践=@566/あるべき姿に謙虚に 569/学問と政治 572/「期待される人間像」を斬る 576/信仰発現の道に結集 580/20世紀の第一級の哲学者 587/切り離された「部分」 589/屋良主席実現の意味 592/運動の多様化に困惑 595/共苦の実体はどこに 599/混迷・混乱の実情 602/人間的課題の認識 606/問い直される存在 609/愚直な連帯感失う 612/既成組織の脱皮を 615/井上円了の教育理念 618/創立百周年を迎えるにあたり井上円了博士の志と教育理念を思う 620
 
エッセイ 厭世学概論 623/虚像と実像 625/大学新聞に望むこと 627/「言葉」のあくなき詮索 629/出隆先生と東洋大学 630/本・親と子 632/神戸で出会った「マリウス」 633/年賀状について 635
 
書評・劇評 『実存と労働』(鈴木亨著) 637/『哲学とは何か』(ハイデガー著、原佑訳)『思惟の経験より』(同、辻村公一訳)『存在と時間』(同、松尾啓吉訳) 640/『ヤスパースにおける絶対的意識の構造と展開』(斎藤武雄著) 642/『ハイデッガーの実存思想』(渡辺二郎著) 643/『聖書の非神話化批判』ヤスパース選集7(西田康三訳)『ヤスパース研究』(斎藤武雄著) 644/『実存主義入門』(ヴァール著、松浪信三郎・高橋允昭訳) 645/『人類に未来はあるか』(ラッセル著、日高一輝訳)『事実と虚構』(同、北川悌二訳) 646/『講座・戦後日本の思想1 哲学』(梅本克己編) 648/『共産主義世界における福音の宣教』(ハーメル、バルト著、児島洋訳) 649/『実存と社会』(小倉志祥・城塚登編) 651/『世界の名著』 652/『現代における人間と実存』(鈴木亨著) 654/『世界の思想史』(シュテーリヒ著、草薙正夫ほか訳) 656/『どんま』『衣裳』(高堂要作・演出) 658/『批判的主体の形成』(田川建三著) 660/『現代思想と文明のゆくえ』(鈴木亨著) 661/『ピカドン』(丸木位里・丸木俊著) 663/『討論 宗教の新生』(日隈威徳編) 665/『ジプシー』(相沢久著) 666/『ジプシー』(相沢久著) 667/『神と希望』(野呂芳男著) 668/『新版解脱衣楓累』(四世鶴屋南北原作、天五宇作男翻案、橋本昭久演出) 670/『終電車脱線す』(椎名麟三作、吉沢京夫演出) 671/『精神の飢渇』(串田孫一著)『不器用な愛』(同) 672
 
対談・座談会 共産主義とキリスト教(飯島宗享・ロマドカ) 675/今年の平和運動を省みる(飯島宗享・横堀洋一) 688/思想とはなにか(飯島宗享・飯峯明) 697/現代の不安=その根を探る(飯島宗享・加藤寿延・熊沢義宣・内藤正俊) 706
 
その他 世界平和に献身する宗教者の群像 721/事実に反する清水論文 728/一人一人の人間こそ 729/論考の姿勢に感動 735/第三回全日本キリスト者平和会議の意義 736/大学と私 739/衣と中身を区別せよ 741/望ましい第一歩 743/被爆者の救護 745/図書館利用のしおり 747/最近十年をかえりみて 748/大学におけるサービスのありかた 750/白熱・都議選 地元の声 751/秋川の土地にふさわしい爽やかさを市の役職員に切望する 752/主任手当拠出金検討委員会からのアッピール 752/市民に忠実、信頼できる議員 755/編集責任者に聞く 755/私たちの募金について 757
 
後記
759 

山下洪文 [やました こうぶん]
1988年生まれ。日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)。詩集『僕が妊婦だったなら』(土曜美術社出版販売)、評論集『夢と戦争 「ゼロ年代詩」批判序説』『よみがえる荒地 戦後詩・歴史の彼方・美の終局』、編著『血のいろの降る雪 木原孝一アンソロジー』、監修『実存文学』(以上、未知谷)。現在、日本大学芸術学部文芸学科助教。

小社刊の山下洪文の著作物
[夢と戦争 「ゼロ年代詩」批判序説]
[よみがえる荒地 戦後詩・歴史の彼方・美の終局]
 
小社刊の山下洪文関連の著作物
[血のいろの降る雪 木原孝一アンソロジー]
[実存文学] (非売品)
[実存文学III]


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