未知谷の刊行物【国内文学】



 
加納光於と60年代美術
「金色のラベルをつけた葡萄の葉」を追って

馬場明子 著
四六判上製208頁+カラー口絵4枚 2,200円(税別)
ISBN978-4-89642-530-7 C0071



20代の頃に思い切って買った一枚の版画
「金色のラベルをつけた葡萄の葉」
ある日そこに見つけた「7/7」の印……
この作品は7枚刷られたのかもしれない…!
著者は、突然のひらめきに導かれてED違いの同じ版画の所在を訪ね歩く。作家のアトリエ、澁澤龍彦邸、美術館、コレクター宅……一筋縄ではいかなかった探索の旅、そして見えてきた60年代の美術――。


目  次

序章  七枚の行方
加納氏への手紙 7/エディション 10

第一章 デビュー
銅版画の戦後 15/瀧口修造との出会い 19/タケミヤ時代 27
15 
第二章 澁澤龍彦の部屋
版画の時代 34/一九五九年 38/三枚目の在り処 42
34 
第三章 一九六〇年代へ
南画廊 46/想うこと 49/メランコリア 53/現代美術の匂い 57
46 
第四章 現代版画の青春
世代交代 60/池田満寿夫 63/ライバル 66/それから 69
60 
第五章 インタリオ
エッチングからインタリオへ 73/燐と花と 85/星・反芻学 89
73 
第六章 青の出現
馬場駿吉との出会い 97/メタル・ワーク 101/ソルダード・ブルー 106/四枚目の在り処 109
97 
第七章 《金色のラベルをつけた葡萄の葉》誕生
艶めかしい海図 114/五枚目の謎 118/色彩のエロス 123/複数のオリジナル 129
114 
第八章 迷宮へ
リュブリアナ 134/函 137/コレクター 142/葡萄弾 146
134 
第九章 色彩の洪水
北九州から 155/稲妻捕り 158/生け捕りにされた色彩 164
155 
第十章 「全身芸術家」
飛び立つ色彩 172/つらぬくもの 176/再会 178
172 
第十一章 六枚目のつぶやき
サジェスチョン 180/金色のラベル 183/小さな棘 186
180 
終章  もう一枚
七枚の証 193
189 
加納光於個展歴(1984〜 )
196 
参考文献
199 
あとがき
202 

馬場明子 [ばば あきこ]
1973年県立福岡女子大学卒業後、テレビ西日本入社。アナウンサーを経て制作部ディレクターに。「螢の木」で芸術選奨新人賞受賞。他に、炭坑を舞台にした「コールマインタワー〜ある立て坑の物語〜」、チェルノブイリを取材した「サマショール」など、ドキュメンタリーを数多く手がける。著書に『螢の木』『筑豊 伊加利立坑物語』『蚕の城』(未知谷)がある。

小社刊の馬場明子の著作物
[螢の木 ニューギニア戦線の鎮魂]
[筑豊 伊加利立坑物語]
[蚕の城 明治近代産業の核]
[誰も知らない特攻 島尾敏雄の「震洋」体験]
[傷ついたマリア 片岡津代さんの祈り]
[宮崎湖処子 明治青春の詩]


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書   名
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加納光於と60年代美術
「金色のラベルをつけた葡萄の葉」を追って
馬場明子 著
2,200円(税別)

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