未知谷の刊行物【国内文学】



 
大佛次郎セレクション 曠野の果
大佛次郎 著 / 村上光彦 編・解説 / 恩地孝四郎 装画
四六判上製背継装568頁 5,000円(税別) *限定一千部
ISBN978-4-89642-219-1 C0393



第二期セレクション 完結!
 
大佛作品は宝の山――
自選集に収録されることのなかった忘れられようとする鉱脈に陽の目をあてる
今、古書でも読むことの難しい名作を、大作を中心に編んだ第二期セレクション第六回配本!
純文学も大衆文学も境目なく、幕末、現代、西洋等、題材も自在に執筆された金色燦爛たる作品群全六冊、愛蔵版。
 
表題作は、凍土の地サガレンでの悲惨を生延びた幕臣の復讐劇を描く長篇。物語の進行につれて達之助と芳江との内面を外から眺めながら、このかつての恋人どうしの行き違う心を見まもってはらはらするばかり。
他に、中篇「雲雀は空に」を収録。幕末の瓦解を乗越えた旗本、永井紋弥は世の中の変動を見つめながら、人間らしさを大切にして生きていこうと願う。大佛独特の、横浜新開地の開化物。


目  次

曠野の果

雲雀は空に
397 
 解説
545 

大佛次郎 [おさらぎ じろう]
1897(M30)年横浜生れ。本名は野尻清彦。長兄は星の文学者・野尻抱影。1921(T10)年東京帝大卒業後、教師となるも翌年外務省に嘱託勤務。この頃ロマン・ロランの訳書を三冊出し、雑誌に寄稿し始める。1924(T13)年大佛次郎の筆名で鞍馬天狗を発表。専業作家生活に入る。同シリーズ47作の他、『赤穂浪士』『帰郷』『パリ燃ゆ』『ドレフュス事件』『天皇の世紀』など、1973(S48)年75歳で逝去される迄、誰もが認める眼差しの深さと豊かさに裏付けられた教養人として生き、多産な作家生活を送った。

小社刊の大佛次郎の著作物
大佛次郎セレクション第一期
[大佛次郎セレクション 白い夜]
[大佛次郎セレクション ]
[大佛次郎セレクション 白い姉]
[大佛次郎セレクション 灰燼・露草]
[大佛次郎セレクション 生きてゐる秀頼]
[大佛次郎セレクション 天狗騒動記]

大佛次郎セレクション第二期
[大佛次郎セレクション ふらんす人形]
[大佛次郎セレクション 明るい仲間・夜の真珠]
[大佛次郎セレクション 新樹・鴎]
[大佛次郎セレクション さかさまに]
[大佛次郎セレクション 鞍馬天狗余燼]

大佛次郎セレクション第三期
[大佛次郎セレクション 霧笛]
[大佛次郎セレクション 花火の街]
[大佛次郎セレクション 幻燈]
[大佛次郎セレクション 激流 渋沢栄一の若き日]
[大佛次郎セレクション その人]
[大佛次郎セレクション 鞍馬天狗敗れず]

[南方ノート・戦後日記]
 
小社刊の村上光彦の著作物
[イニシエーションの旅 マルセル・ブリヨンの幻想小説]
 
小社刊の村上光彦関連の著作物
[幻影の城館]
[砂の都]
[旅の冒険 マルセル・ブリヨン短篇集]
[ルーズヴェルトとホプキンズ]


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大佛次郎セレクション 曠野の果
大佛次郎 著/村上光彦 編・解説/恩地孝四郎 装画
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