未知谷の刊行物【国内文学】



 
大佛次郎セレクション さかさまに
大佛次郎 著 / 村上光彦 編・解説 / 恩地孝四郎 装画
四六判上製背継装704頁 6,000円(税別) *限定一千部
ISBN978-4-89642-217-7 C0393



大佛作品は宝の山――
自選集に収録されることのなかった忘れられようとする鉱脈に陽の目をあてる
今、古書でも読むことの難しい名作を、大作を中心に編んだ第二期セレクション第四回配本!
純文学も大衆文学も境目なく、幕末、現代、西洋等、題材も自在に執筆された金色燦爛たる作品群全六冊、愛蔵版。
 
本作は、戦後日本、女性の自立をめざす外交官夫人和子と、彼女を見守りつつ定年後に自分を取り戻すため〈さかさまに〉生きようと決意した初老男性雨宮大作、彼らを取り巻く多岐にわたる作中人物を活写した長篇。
 
本作の二年前に発表された『花の咲く家』の続篇として地方各紙に326回連載されたまま、今日まで眠っていた幻の大作、初の単行本化!


目  次

さかさまに

 解説
675 

大佛次郎 [おさらぎ じろう]
1897(M30)年横浜生れ。本名は野尻清彦。長兄は星の文学者・野尻抱影。1921(T10)年東京帝大卒業後、教師となるも翌年外務省に嘱託勤務。この頃ロマン・ロランの訳書を三冊出し、雑誌に寄稿し始める。1924(T13)年大佛次郎の筆名で鞍馬天狗を発表。専業作家生活に入る。同シリーズ47作の他、『赤穂浪士』『帰郷』『パリ燃ゆ』『ドレフュス事件』『天皇の世紀』など、1973(S48)年75歳で逝去される迄、誰もが認める眼差しの深さと豊かさに裏付けられた教養人として生き、多産な作家生活を送った。

小社刊の大佛次郎の著作物
大佛次郎セレクション第一期
[大佛次郎セレクション 白い夜]
[大佛次郎セレクション ]
[大佛次郎セレクション 白い姉]
[大佛次郎セレクション 灰燼・露草]
[大佛次郎セレクション 生きてゐる秀頼]
[大佛次郎セレクション 天狗騒動記]

大佛次郎セレクション第二期
[大佛次郎セレクション ふらんす人形]
[大佛次郎セレクション 明るい仲間・夜の真珠]
[大佛次郎セレクション 新樹・鴎]
[大佛次郎セレクション 鞍馬天狗余燼]
[大佛次郎セレクション 曠野の果]

大佛次郎セレクション第三期
[大佛次郎セレクション 霧笛]
[大佛次郎セレクション 花火の街]
[大佛次郎セレクション 幻燈]
[大佛次郎セレクション 激流 渋沢栄一の若き日]
[大佛次郎セレクション その人]
[大佛次郎セレクション 鞍馬天狗敗れず]

[南方ノート・戦後日記]
 
小社刊の村上光彦の著作物
[イニシエーションの旅 マルセル・ブリヨンの幻想小説]
 
小社刊の村上光彦関連の著作物
[幻影の城館]
[砂の都]
[旅の冒険 マルセル・ブリヨン短篇集]
[ルーズヴェルトとホプキンズ]


この商品は下のフォームからご注文いただけます。
翌営業日に小社から折り返し内容確認のメールをさしあげますので、
万が一、小社からのメールが届かない場合は、
お手数ですが、電話等でお問い合わせくださるようお願いします。
 
なお、他の商品も合わせてご注文くださる場合などは、
注文方法]をご覧のうえ「買い物カゴ」をご利用ください。
このフォームは「買い物カゴ」とは連動していませんのでご注意ください。
書   名
著  者
単 価
冊数
大佛次郎セレクション さかさまに
大佛次郎 著/村上光彦 編・解説/恩地孝四郎 装画
6,000円(税別)

お 名 前

郵便番号
000-0000の形で正確にご記入ください。
ご 住 所




※アパート・マンションの場合は号数までご記入ください。
電話番号

Eメール

このページの感想や小社へのご意見・ご要望・質問などをお聞かせ下さい。






 


[HOMEへ][新刊案内へ][全点リストへ]["国内文学"リストへ][前コードの書籍へ][次コードの書籍へ]

未知谷