未知谷の刊行物【国内文学】



 
紫紺染について
宮澤賢治 著 / たなかよしかず 版画 / 宮沢賢治 著
A5判上製48頁 1,400円(税別)
ISBN4-89642-169-8 C0095



「ふだん山で食する野菜は?」
「さよう、みづ、ほうな、しどけ、うど、しめじ、きんたけなど」
「してそれはあなたごじしんがおつくりになるのですか?」
「野菜はお日さまがおつくりになるのです」
のびのびと放胆でかつ諧謔精神に富む山男、対するは市中の紫紺染に熱心な廿四人、南部紫紺染を巡る内丸西洋軒でのやりとりを描き、愛すべき山男の〈純朴〉を教える賢治の寓話作品。26点の木版画が相俟って世の人の正体を……

宮澤賢治 [みやざわ けんじ] 宮沢賢治
1896(明治29)年、岩手県花巻市生まれ。
盛岡高等農林学校卒。近隣の貧しい小作農民たちの物心両面にわたる救済を期し、1926(大正15)年教員生活に終止符を打って羅須地人協会を設立、農民芸術の振興に邁進する。志半ばにして病を得、1933(昭和8)年早世。享年37歳。
盛岡中学在学中より創作に励むが、22歳で初めての童話を執筆、以降、創作と農業指導に献身した。この二つの道は、賢治の短い生涯を貫く重要な柱となる。
1924(大正13)年、詩集『春と修羅』、童話集『注文の多い料理店』を出版。
没後、森荘已池などの努力により賢治の人柄と芸術への評価が高まり、数多くの童話・詩集が刊行されることとなる。
 
たなか よしかず
1949(昭和24)年、東京都練馬区生まれ。
武蔵野美術大学彫刻科卒。
銀座空想ガレリア、三鷹子どもの本の店りとる、東浦和ギャラリー季等で個展。
挿絵の仕事に『浅岸村の鼠』『カエルの学校』(未知谷)、『おうちをたてた』(福音館書店)、絵本に『黒葡萄』『気のいい火山弾』『祭の晩』『四又の百合』(未知谷)がある。

小社刊の宮澤賢治の著作物
[黒葡萄 (くろぶだう)]
[気のいい火山弾]
[祭の晩]
[四又の百合]
[宮澤賢治歌集]
[風の又三郎]
[とし子抄]
 
小社刊の宮澤賢治関連の著作物
[賢治歩行詩考 長篇詩「小岩井農場」の原風景]
[宮澤賢治 童話のオイディプス]
[宮澤賢治×(かける)旭川 心象スケッチ「旭川。」を読む]


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宮澤賢治 著 宮沢賢治 著
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