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浅岸村の鼠
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森荘已池 著 / たなかよしかず 版画 / みやこうせい 解説
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四六判上製144頁 1,400円(税別)
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ISBN4-89642-062-4 C0095
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遠野物語を生んだ東北岩手に埋れていた、直木賞作家の極上のフォークロア。奥羽と北上の山なみに育まれた詩的心情は「不来方のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」――石川啄木、宮沢賢治、森荘已池と各々十年を隔てて開花した。賢治をして「あなたを尊敬する」と言わしめた森荘已池が、言霊の幸ふまほろば盛岡の土に根差した言の葉で、鼠たちのまなざしに託して綴る、賢治の系譜に属す短篇寓話。 ⇒[書評]
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目 次
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頁
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1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/13/14
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解説
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117
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森荘已池 [もり そういち]
1907年(明治40)盛岡市出身。1921年(大正10)盛岡中学に入学。在学中に創作をはじめ、校友会誌37・38号に発表。1925年(大正14)盛岡中学四年の時、宮沢賢治の訪問を受ける。詩人石川善助と往来。1926年(大正15)東京外国語学校入学、草野心平、高村光太郎と会う。1928年(昭和3)岩手日報社入社学芸欄担当、1939年(昭和14)賢治全集の編集に携わる為の退社まで多くの俊秀を育てる。1933年(昭和8)宮沢賢治没。以降、賢治作品と賢治に関する文章を多数発表。1940年(昭和15)小説集「店頭」(三藝書房・東京)刊行。集中「氷柱」が芥川賞候補となる。1944年(昭和19)「蛾と笹舟」「山畠」で第18回直木賞受賞。以後、さらに地域に根ざした無数のエッセー、詩文を発表、後進の育成に寄与した。1999年(平成11)逝去。厖大な未発表の論稿、文章は目下鋭意整理中。
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