未知谷の刊行物【哲学・思想】



 
百%の真善美 ソクラテス裁判をめぐって
遠藤利國 著
四六判上製160頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-400-3 C0010



敬神とはなにか、不敬とはなにか、美とはなにか、醜とはなにか、正とはなにか、不正とはなにか、思慮とはなにか、狂とはなにか、勇とはなにか、怯懦とはなにか、国家とはなにか、為政者とはなにか、政府とはなにか、統治者とはなにか、……
 
「魂の探究なき生活は生き甲斐なきもの」と、若者の魂に向かって問い続け、惑わせたと、ソクラテスが国家反逆罪で訴えられた……当時の状況を証言する三つの書(プラトン『弁明』、アリストファネス『雲』、クセノフォン『ソクラテスの思い出』)からの豊富で的確な引用に導かれて、読者はアテナイ市民の一人となり、二四〇〇年前の裁判を追体験する。
そして裁判の公正さに驚嘆し、投票の場面では、迷うだろう……ソクラテスは有罪か? 量刑は?


目  次

プロローグ 同時代人三人が伝えるソクラテスのプロフィール

1 ソクラテス裁判について
17 
2 告訴状
23 
3 ソクラテスの悪評はどうしておこったか(被告本人の申し立て)
29 
4 同時代人の目に映ったソクラテスの対話とその特徴
43 
5 訴状「ソクラテスは国家の認める神々を信ぜず、新しい神格を持ち込んだ」について
59 
6 訴状「ソクラテスは青年を腐敗、堕落させる」について
81 
7 ソクラテスの挑発、死への第一歩
101 
8 ソクラテスの挑発 死への決定的な一歩
113 
9 投票結果を見て
123 
エピローグ ソクラテスの遺したもの
137 
あとがき
143 
主要参考文献
151 

遠藤利國 [えんどう としくに]
1950年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。翻訳家、國學院大學講師。
訳書に、J. キーガン『戦略の歴史』(心交社)、C. ヒバート『メディチ家の盛衰』〈上・下巻〉、R. マーシャル『図説 モンゴル帝国の戦い』、V. D. ハンセン『図説 古代ギリシアの戦い』、A. ゴールズワーシー『図説 古代ローマの戦い』(以上、東洋書林)、幸徳秋水『現代語訳 帝国主義』(未知谷)など多数。著書に『明治廿五年九月のほととぎす 子規見参』『漫言翁福沢諭吉 時事新報に見る明治』(未知谷)がある。

小社刊の遠藤利國の著作物
[明治廿五年九月のほととぎす *子規見参]
[漫言翁 福沢諭吉 時事新報コラムに見る明治]
[続 漫言翁福沢諭吉 時事新報コラムに見る明治 政治・外交篇]


この商品は下のフォームからご注文いただけます。
翌営業日に小社から折り返し内容確認のメールをさしあげますので、
万が一、小社からのメールが届かない場合は、
お手数ですが、電話等でお問い合わせくださるようお願いします。
 
なお、他の商品も合わせてご注文くださる場合などは、
注文方法]をご覧のうえ「買い物カゴ」をご利用ください。
このフォームは「買い物カゴ」とは連動していませんのでご注意ください。
書   名
著  者
単 価
冊数
百%の真善美 ソクラテス裁判をめぐって
遠藤利國 著
1,800円(税別)

お 名 前

郵便番号
000-0000の形で正確にご記入ください。
ご 住 所




※アパート・マンションの場合は号数までご記入ください。
電話番号

Eメール

このページの感想や小社へのご意見・ご要望・質問などをお聞かせ下さい。






 


[HOMEへ][新刊案内へ][全点リストへ]["哲学・思想"リストへ][前コードの書籍へ][次コードの書籍へ]

未知谷