未知谷の刊行物【国内文学】



 
明治廿五年九月のほととぎす *子規見参
遠藤利國 著
四六判上製424頁 3,200円(税別)
ISBN978-4-89642-297-9 C0095



通人・粋人のお道楽……
一段低く見られていた
俳句を文学の域にまで
昇華し、展開した男
正岡子規、見参!!

 
江戸国学文化と西洋近代思想の出会い――
明治という模索の時代を先導した、早世の才人。
開国後、西洋文化のなだれ込むこの国で
合理的に思索、活動邁進する25歳の子規が
一年間に渡り自らに課し、記し続けた、
一日一句の俳話『獺祭書屋日記(だっさいしょおくにっき)』を軸に、
子規とその周辺の人々、そして新生日本という
この国を浮き彫りにする、溌剌たる評論!


目  次

 プロローグ

第一章 子規の旅立ち
(一) 俳句の道へ/(二) 後援者/(三) 雅と俗/(四) 明治日本と世界/(五) 文明開化の母胎I/(六) 文明開化の母胎II/(七) 退学問題/(八) 吟行/(九)「旅の旅の旅」/(十)「日光の紅葉」
13 
第二章 ラフカディオ・ハーンの見た日本
(一) 明治二十五年のハーン/(二) 松江へ/(三) ハーンと音/(四) 中学校と師範学校/(五) 英語教師ハーン/(六) 出雲各地で/(七) 斃れる学生/(八) 九州気質と老漢学者
129 
第三章 子規見参
(一) 京都行/(二) 母と妹/(三) 新聞記者子規/(四) 議会報道I/(五) 子規と金、「歳晩閑話」/(六) 歳旦閑話/(七) 議会報道II/(八) 俳句の新機軸/(九) 和衷協同と「文苑」/(十) 諷刺の精神I/(十一) 諷刺の精神II/(十二)「鎌倉一見の記」
215 
第四章 奥羽紀行「はて知らずの記」
(一) 旅立ち、宇都宮、白河、須賀原/(二) 浅香沼、黒塚、満福寺/(三) 荵摺の石、飯坂、笠島の道祖神、仙台/(四) 塩釜神社、松島/(五) 松島、富山、十符の菅菰、壷碑、仙台/(六) 仙台、作並温泉、楯岡、大石田/(七) 本合海、清川、酒田、大須郷、象潟、本庄/(八) 八郎潟、秋田、大曲、湯田温泉、黒沢尻、帰京
331 
 エピローグ
411 
 あとがき
417 

遠藤利國 [えんどう としくに]
1950年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。翻訳家、國學院大學講師。
訳書に、J. キーガン『戦略の歴史』(心交社)、C. ヒバート『メディチ家の盛衰』〈上・下巻〉、R. マーシャル『図説 モンゴル帝国の戦い』、V. D. ハンセン『図説 古代ギリシアの戦い』、A. ゴールズワーシー『図説 古代ローマの戦い』(以上、東洋書林)など多数。

小社刊の遠藤利國の著作物
[漫言翁 福沢諭吉 時事新報コラムに見る明治]
[百%の真善美 ソクラテス裁判をめぐって]
[続 漫言翁福沢諭吉 時事新報コラムに見る明治 政治・外交篇]


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明治廿五年九月のほととぎす *子規見参
遠藤利國 著
3,200円(税別)

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