未知谷の刊行物【海外文学】



 
誤解
イレーヌ・ネミロフスキー 著 / 芝盛行 訳
四六判上製192頁 2,200円(税別)
ISBN978-4-89642-689-2 C0097



愛されずして愛す
眠れずしてベッドにいる
来るのが分からずして待つ
人を殺すのはこの三つ
どうしたの? 何を考えてるの? 私を愛してないの?
 
フランス最南西部の避暑地アンダイエとパリ、若い恋の一部始終
21〜22歳で執筆、23歳の時雑誌発表となった最初の長篇作品


目  次

1 避暑地

2 美しいママ

3 大戦が終って
13 
4 再会
20 
5 海辺の日々
28 
6 不在
31 
7 人生の夏
42 
8 イヴの幸せ
46 
9 過ち
52 
10 休暇の終り
55 
11 パリ
62 
12 古いアパルトマン
69 
13 恋やつれ
74 
14 パイオニア生活
89 
15 エゴイスト
94 
16 いまいましい人生
99 
17 虚飾
109 
18 母の誡め
119 
19 誤解
131 
20 夏の休日
141 
21 ブーローニュの森
161 
22 終極
174 
訳者あとがき
184 

イレーヌ・ネミロフスキー [Irène Némirovsky] (1903〜1942)
ロシア帝国(現ウクライナ)キエフ生まれ。革命時パリに亡命。1929年「ダヴィッド・ゴルデル」で文壇デビュー。大評判を呼び、アンリ・ド・レニエらから絶讃を浴びた。このデビュー作はジュリアン・デュヴィヴィエによって映画化、彼にとっての第一回トーキー作品でもある。34年、ナチスドイツの侵攻によりユダヤ人迫害が強まり、以降、危機の中で長篇小説を次々に執筆するも、1942年にアウシュヴィッツ収容所にて死去。2004年、遺品から発見された未完の大作「フランス組曲」が刊行され、約40ヶ国で翻訳、世界中で大きな反響を巻き起こし、現在も旧作の再版や未発表作の刊行が続いている。
 
芝盛行 [しば もりゆき]
1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。訳業に、『秋の雪』『ダヴィッド・ゴルデル』『クリロフ事件』『この世の富』『アダ』『血の熱』『処女たち』『孤独のワイン』『秋の火』『チェーホフの生涯』『二人』『アスファール』(イレーヌ・ネミロフスキー、未知谷)。2008年以降、イレーヌ・ネミロフスキーの翻訳に取り組む。

小社刊のイレーヌ・ネミロフスキーの著作物
[秋の雪 イレーヌ・ネミロフスキー短篇集]
[ダヴィッド・ゴルデル]
[この世の富]
[クリロフ事件]
[アダ]
[血の熱]
[処女たち イレーヌ・ネミロフスキー短篇集]
[孤独のワイン]
[秋の火]
[チェーホフの生涯]
[二人]
[アスファール]
[ジェザベル]


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誤解
イレーヌ・ネミロフスキー 著
2,200円(税別)

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