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加藤幸子自選作品集 第一巻
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加藤幸子 著
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四六判上製函入 328頁 3,600円(税別)
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ISBN978-4-89642-395-2 C0393
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加藤幸子自選作品集全五巻 第四回配本
【佐智の中国から帰国船まで】をテーマにした作品を集めた第一巻
親切な隣人高さんとそのむすこ午寅とともに僕はこれらの中国人が大好きである。日本の文学にこういう少女と少年の心の交友が定着しているのは「夢の壁」の佐智と午寅、「長江」の佐智と福平くらいのものである。
(川西政明による「佐智と福平」より/本書月報に掲載)
*第三巻月報 寄稿:川西政明「佐智と福平」/著者自身による自伝風エッセイ(第四回)
*内容見本呈
*各巻八頁月報添
川西政明、川村湊、菅野昭正、谷村志穂、梨木香歩(五十音順)
著者自身による自伝風エッセイ(全五回)
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目 次
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頁
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夢の壁
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7
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北京海棠の街
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77
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第一章 院子の四季
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79
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第二章 星空の宋梅里
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187
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第三章 〈しなの〉航海記
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275
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初出一覧
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327
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加藤幸子 [かとう ゆきこ]
1936年札幌市生まれ。41年両親とともに北京へ渡り、47年引揚船に乗り帰国。北海道大学農学部卒業。農林省農業技術研究所に勤める傍ら、「三田文学」に作品を発表。72年自然観察グループ「小池しぜんの子」代表として活動を開始。82年「野餓鬼のいた村」で第十四回新潮新人賞、83年「夢の壁」で第八十八回芥川賞、91年『尾崎翠の感覚世界』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。鳥類学者樋口広芳、ピアニスト島田璃里とともにグループ「グリーンボックス」を立ち上げる。2002年『長江』で毎日芸術賞受賞。08年から財団法人北海道文学館顧問。
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