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犯罪列車
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国枝史郎 著 / 末國善己 解説
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四六判上製288頁 2,500円(税別)
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ISBN978-4-89642-394-5 C0093
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新発見!
『東亜の謎』に続く長篇探偵小説第二弾にして最終作
一度として作品年譜にも載らず、埋もれていた“幻の作品”
熱海行きの「花嫁列車」から始まるトラベル・ミステリー。現存する銀座資生堂パーラー、上海ヤマトホテルなど様々な名所もさりげなく織り込まれ、鉄道、自動車、船、飛行機など当時最新の交通機関や、昭和初期東京の都市文化へのこだわりも……。時刻表や電話を使った秀逸なトリック、麻酔剤、犯人の変装、警視庁に叩きつけられる挑戦状、少年たちの活躍――。国枝の長篇作品には珍しく、破綻のない、最後まで先の読めない正統派都市型探偵小説の充分楽しめる傑作。
「南信日日新聞」一九三七年一月十六日〜六月二十日 全一四六回連載
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目 次
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頁
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死の婚礼
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5
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俄か未亡人
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18
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恐怖病
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28
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偽物と真物
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41
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未亡人
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51
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債鬼
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73
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挑戦
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88
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新帰朝者
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108
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失踪
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120
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相次ぐ失踪
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144
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幽閉
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164
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怪しい女
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177
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追跡
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202
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上海
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213
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巣窟
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222
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巨魁捕縛
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239
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雪彦いずこ
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250
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解説
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262
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解説 異色の探偵小説 末國善己
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271
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