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小野正文を偲ぶ
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弘前ペンクラブ 編
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四六判上製函入368頁 2,500円(税別)
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ISBN978-4-89642-280-1 C0095
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太宰治や寺山修司、高木恭造や葛西善蔵、今官一らが生きた津軽、弘前。そこに、小野正文も居た。友人の太宰を最初に評価し論じながら、自らも創作・執筆活動を行う。彼の文学、教育活動、人間味溢れる温かさとユーモアは今なお、人々を魅了し続ける――
〈本書収録内容〉
小野正文作品抄
・皿絵(小説)
・ローラに題す(小説)
・若き日の梟たち(小説)
・太宰治の文学(最初に書かれた太宰治論)
・老鴬抄(エッセー)
随想(46名)
小野正文論(4名)
小野正文略年譜
小野正文文学目録(654点)
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目 次
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頁
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小野正文作品抄
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7
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皿絵
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8
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ローラに題す
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21
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若き日の梟たち
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37
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太宰治の文学
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63
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老鴬抄
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77
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作品解題 舘田勝弘
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88
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随想I
長部日出雄 94/會津明郎 97/新谷ひろし 100/安藤宏 103/泉嶺 106/泉谷明 109/市田恭資 112/伊奈かっぺい 115/遠藤正彦 118/小笠原茂介 121/小野淳信 124/葛西美枝子 127/片山良子 130/兼平勉 133/川村慶子 137/木下巽 140/木村太郎 144/木村守男 148/木村義昭 151/櫛引洋一 155/斉藤梢 158
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93
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小野正文論
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161
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小野正文が語る小野正文 竹森茂裕
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162
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小野正文先生と「天使」のこと 三上雅通
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177
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小野正文の役割 近藤繁三郎
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191
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太宰治への渾身のレクイエム 斎藤三千政
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205
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随想II
坂口昌明 234/佐藤きむ 237/佐藤圭一郎 240/清水典子 243/下田敦子 246/壽恵村元文 249/相馬明文 252/竹中哲子 255/成田光治 258/成田はる 261/鳴海康安 264/獏不次男 267/花田瑞穂 270/平山壮三 273/福士光生 276/藤寿々夢 279/船越素子 282/真栄城輝明 285/丸谷馨 289/三上強二 292/宮崎素子 295/柳澤良知 298/山田尚 301/渡部芳紀 304/小野正俊 307
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233
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小野正文略年譜
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311
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小野正文著作目録(略語一覧付) 舘田勝弘
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315
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あとがき
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360
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弘前ペンクラブ
1995年設立。小野正文は名誉会長。
編集委員会
斎藤三千政
近藤繁三郎
舘田勝弘
三上雅通
竹森茂裕
小野正文 [おの まさふみ]
1913年青森県に生まれる。38年東京大学法学部を卒業。青森県立図書館長、県立弘前南高等学校長、青森中央短期大学教授、青森中央短期大学学長などを歴任。長年に亘る太宰治研究を評価され、2005年弘前大学から名誉博士号が授与された。太宰治の同郷同学の友人として知られ、幅広い文学社会評論活動を行う。
主な著書に、『太宰治をどう読むか』『文学のある風景』『入門太宰治』『若きらとともに』『北の文脈』『太宰治その風土』などがある。
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