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目 次
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頁
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まえがき
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1
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第一部 作家論
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15
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第一章『アリス』の誕生と挿絵画家
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16
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1 キャロルとテニエル
牧師の息子/家庭内回覧雑誌/『アリスの地下の冒険』/マクミラン社に接触/ジョン・テニエル/出会いと始まり/『鏡の国のアリス』の挿絵画家探し/削除された章/キャロルのイメージの視覚化/テニエルのアリス/他の四人の挿絵画家/ダルジール兄弟
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16
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2 『パンチ』誌の挿絵画家テニエル
人格を持った雑誌名/『パンチ』誌のテニエル/テニエルの『アリス』/テニエルの独創
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65
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3 マクミラン社の『アリス』
創業者マクミラン兄弟/本の需要の急増/廉価版出版の提案/幸運な出会い/『不思議の国のアリス』出版まで/回収・刷り直し/一八六五年版『アリス』/マクミラン社の『アリス』
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85
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4 アーサー・ラッカムとその他の挿絵画家
定着したテニエルの挿絵/版権切れによる出版ラッシュ/ラッカムの『不思議の国のアリス』/新しい衣裳方/ハイネマン社の『アリス』/ラッカムの挿絵の特徴/『パンチ』誌からの痛撃/出版をはばむマクミラン社/アメリカでの出版
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119
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第二章『アリス』の舞台化
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147
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1 『アリス』が舞台に上がるまで
芝居への興味/フィッツジェラルド、リードへのアプローチ/王立工芸学院での興行/作曲家アーサー・サリヴァン
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147
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2 ヘンリー・サヴィル・クラーク
劇化の申し込み/フィービ・カルロ/サヴィル・クラークとの共同作業
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164
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3 アリス・オン・ステージ
不思議な国の夢の中に/鏡の国に/劇評/キャロルの動き/再演イサ・ボウマンの起用/再び『パンチ』誌登場/テニエルとサヴィル・クラーク/劇場法/オペラでの上演
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175
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第二部 作品論
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213
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『不思議の国のアリス』――あなたはだれ?
作品の魅力/作品の辛辣さ/アイデンティティの定義/アイデンティティを決めるのは?/キャロルの意図/私は小さな女の子/『鏡の国のアリス』の叙情/社会派の作家への影響/作品の魅力
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214
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『鏡の国のアリス』――『鏡の国のキャロル』?
対をなすふたつのタイトル/『鏡の国のアリス』の成立/ジャバウォッキーとは何か/ジャバウォッキーの謎/夢の産物
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245
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あとがき 261/引用及び主要参考文献 268
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