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目 次
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序 ルイス・キャロルの日本語
大人をも引きつける作品 2/おびただしい数の翻訳書 5/ウィーヴァー氏の疑問 7/不可能に挑戦する 9
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一章 日本の初期の『アリス』の翻訳
『鏡世界――西洋お伽話』 20/須磨子の「アリス物語」 28/『愛ちゃんの夢物語』 38/『子供の夢 長編お伽噺』『お正月お伽話』 44/「鏡國めぐり」 52/「地中の世界」 61/楠山正雄の『アリス』 66/『アリスの不思議國めぐり』 78/『ふしぎなお庭 まりちゃんの夢の國旅行』 82/『繪入全譯 お輾婆アリスの夢』 85/「お伽奇譚 アリスの不思議國探険」 90/『不思議國めぐり』 95/『アリス物語』 98/『ふしぎな國のアリス』 101/英文訳注書 104
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二章 キャロルの英語と翻訳
1 ウォレン・ウィーヴァーの分類 118
詩 119/洒落、地口 129/キャロルの造語・ナンセンス語 145/論理を含むジョーク 158/キャロル独特の意味のひねり 158
2 日本語固有の問題 167
文法の遊び 168/語の守備範囲のちがい 175
3『アリス』の翻訳の特殊性 180
タイトルのこと 180/続出する訳書 182/ルビと注 184/広い読者層 185
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三章 フランス語・ドイツ語の海亀先生
1 フランス語の場合 193/2 ドイツ語の場合 199
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四章 ロシア語の『アリス』
最初の翻訳者は? 206/主人公アリスの名前 208/詩のパロディ 210/詩は詩人が 212/異文化の移し替え 213/土着の『アリス』216/訳者の自由 218/アリス像 218/作品の二重構造を生かす 220/文法的性の問題 221/デリカテス 222/モック・シール 223/言葉遊び 226
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注
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テキスト及び主な参考文献
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初出一覧
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挿絵一覧
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あとがき
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