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二つの『忠臣蔵』 続歌舞伎随想
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浜田恂子 著
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四六判上製128頁 1,400円(税別)
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ISBN978-4-89642-189-7 C0095
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倫理学者といえど歌舞伎を観ることもある
観て感動すればそれを書きたくもなる――
歌舞伎にまつわるこもごもを語り継ぐ第一部
竹本座の「仮名手本忠臣蔵」、真山青果の「元禄忠臣蔵」
前者を時代物浄瑠璃劇と後者をリアリズム演劇として捉え
両者を比較しながら読み解く第二部
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目 次
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頁
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第一部 歌舞伎とその周辺
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5
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「いろは」追想
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7
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歌舞伎の食べ物
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14
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「おどり」と「おと」
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23
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檜垣――能と歌舞伎――
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43
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二人の花子――『娘道成寺』雑感――
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58
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第二部 二つの『忠臣蔵』
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65
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『仮名手本忠臣蔵』と『元禄忠臣蔵』
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67
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『歌舞伎随想』余話――あとがきに代えて――
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111
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浜田恂子 [はまだ じゅんこ]
1932年東京に生まれる。東京大学文学部独文学科・倫理学科卒業。同大学院博士課程(倫理学)単位取得満期退学。フンボルト財団研究奨学生としてチュービンゲン大学哲学科留学。関東学院大学名誉教授。文学博士。
〔主要著書〕
『倫理学入門―倫理学についての対話―』(八千代出版1979年)、『価値応答と愛―ディートリッヒ・フォン・ヒルデブラントの倫理学―』(八千代出版1982年)、『キルケゴールの倫理思想―行為の問題―』(新地書房1986年)、“Japanische Philosophie nach 1868”(E. J. Brill 1993年)、『いのち―生命について考える―』(編著、理想社1997年)、『キルケゴール 主体性の真理』(創文社1999年)、『歌舞伎随想 歌右衛門とキルケゴール』(未知谷2000年)、『生きる環境の模索―苦悩する知―』(創文社2002年)、『人間と倫理』(共著、関東学院大学出版会2003年)、『死生論』(未知谷2004年)、『近・現代日本哲学思想史―明治以来、日本人は何をどのように考えて来たか―』(関東学院大学出版会2006年)など
〔主要訳書〕
ヤスパース『真理について 3』(理想社1976年 再版1999年)、シュルツ『変貌した世界の哲学』(共訳、二玄社1979年)、キルケゴール『1844年の四つの講話』(新地書房1981年)、ハイデッガー『ヘルダーリンの詩作の解明』(創文社1997年)など
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