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ドイツさん
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原田一美 著 / みやこうせい 解説
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四六判240頁 2,000円(税別)
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ISBN4-89642-126-4 C0093
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四国は徳島に広がった日本とドイツ友愛の交流
時は90年まえ、場所は四国八十八霊場第一札所の鳴門は板東。青島のドイツ軍俘虜千人を収容することとなった収容所長は戊辰戦争で敗れた会津藩士の長男、処遇に武士の情けでのぞんだという。人が未だその身の丈で生きていた時代、先進国ドイツと地元徳島の人々の間に深い交流が生まれた。人々は俘虜たちを「ドイツさん」と呼び、ドイツさんは創意と自主性に富んだ生活を送った。農業、工芸、建築、音楽など、さまざまな交流が広がった。ベートーヴェン「第九」の日本初演もこの地、この時のことであった。当時の友愛の交流を描くノンフィクション・ノベル。
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目 次
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頁
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1 フリョウがやってくる
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5
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2 恥知らずめ!
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31
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3 おりのなかの鬼たち
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49
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4 脱走さわぎ
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65
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5 小鳥は大空へ
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80
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6 ダンケシェーン
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103
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7 牛の御殿
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125
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8 むすばれた心
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148
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9 愛のかけ橋
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173
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10 さようなら
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200
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解説 これぞ、板東共和国
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219
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原田一美 [はらだ かずみ]
1926年徳島県生れ。徳島師範学校本科卒業。以後県内の小、中学校で教職にたずさわり、徳島市、県の教育委員会などに勤務。1987年3月、徳島市富田小学校を最後に退職。現在は執筆を中心に活躍して、その講演には定評がある。日本児童文学者協会会員、徳島ペンクラブ会員。
主な作品に『ホタルの歌』(第1回学研児童ノンフィクション文学賞受賞、全国学校図書館協議会課題図書)『出会いがあって』(第1回石森延男児童文学賞受賞)『風雲祖谷のかずら橋』『大統領のメダル』『赤紙がやってきた』『虎先生がやって来た』『おかしいやんか』ほか随筆集など多数。作品は毎日新聞、徳島新聞等主催の読書感想文コンクールの課題図書となっている。
みや こうせい
著述、写真など。著書に『ユーラシア無限軌道』(木犀社)、『マラムレシュ ルーマニア山村のフォークロア』(未知谷)、『ルーマニア―人・酒・歌』(東京書籍)他。訳書に絵本『ボリボン』『もしゃもしゃちゃん』(ともに福音館書店)、プーシキン作『金の魚』『金の鶏』(CD付絵本ともに未知谷)、写真集『ルーマニア賛歌―Europe of Europe』(平凡社)ほか伊、仏、ルーマニアでも出版。
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