未知谷の刊行物【海外文学】



 
オーギュスト・ロダン 論説 講演 書簡
ライナー・マリーア・リルケ 著 / 塚越敏 訳・解説
四六判304頁 3,000円(税別)
ISBN4-89642-115-9 C0098



新訳『オーギュスト・ロダン』+初訳ロダン宛て書簡全95通
1902年、27歳の青年詩人リルケは、パリに62歳の巨匠ロダンを訪ねる。『ロダン論』執筆のためである。同時にそれは、創作の絶頂期にいるロダンに会い、その作品の森に分け入り、おのれの芸術論を構築するためでもあった。ロダンとの交流は、見事な「論説」「講演」として結実して、彫刻家ロダンの本質を捉える。またその十年余に亘るロダンへの「書簡」は、彫刻家の風貌を活き活きと伝えるとともに、リルケの傑作『マルテの手記』等を書き上げる時期とも重なって、青年詩人とその妻である若き彫刻家クララ・ヴェストホフの横顔を見せる。20世紀初頭の芸術の場と時代を写し、「創作すること」の意味を問い、巨匠彫刻家と後の大詩人の希有な交わりのすべてを明かす。図版40点収録。


目  次

第一部 論説 1902年

第二部 講演 1907年
67 
第三部 ロダンへの書簡 1902年―1913年
115 
図版
269 
訳者後記
289 

ライナー・マリーア・リルケ
[Rainer Maria Rilke]
(1875―1926)
プラハ生まれ。ロダン/セザンヌ体験を通じて現代人の愛と孤独を追求し人間存在の究極を捉えた20世紀最大の詩人。『オルフォイスへのソネット』『マルテの手記』『ドゥイノの悲歌』他。
 
オーギュスト・ロダン [Auguste Rodin] (1840―1917)
パリ生まれ。77年〈劫初の男〉をサロンに出品、一躍有名となる。〈考える人〉〈地獄の門〉〈カレーの市民〉等を経て97年〈バルザック像〉でその頂点をなす。近代フランス最大の彫刻家。
 
塚越敏 [つかごし さとし]
ドイツ文学。慶應義塾大学名誉教授・日本翻訳家協会理事。わが国におけるリルケ研究の第一人者。監修『リルケ全集』全10巻(河出書房新社)。著書『リルケとヴァレリー』(青土社。芸術選奨文部大臣賞受賞)。訳書『リルケ美術書簡』(みすず書房)、『マルテ・ラウリス・ブリッゲの手記』(未知谷)他。

小社刊のライナー・マリーア・リルケの著作物
[マルテ・ラウリス・ブリッゲの手記]
[若き詩人への手紙 若き詩人F・X・カプスからの手紙11通を含む]


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オーギュスト・ロダン 論説 講演 書簡
ライナー・マリーア・リルケ 著
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