未知谷の刊行物【芸術】



 
表現主義の理論 危機の時代と本能の芸術
鈴木芳子 編・訳・著
四六判上製208頁 2,400円(税別)
ISBN978-4-89642-767-7 C0070



いわゆる人間性がそこなわれ、生きている意味は何なのかと拭えぬ疑いに苦しむ人もいる。救いがたい利個主義者たちが力を弄んで不調和を生み出す。力への偏りは排他的体系へと人々を誘因し世は危さを孕む。理性に欺かれている時でない。感性に魅了さるべき時なのだ。今なお際立つ表現主義を学ぶ。


目  次

カラー口絵
 
はじめに
二十世紀の革命芸術 7/先行研究 9/危機の時代、本能の芸術 11

1章 表現主義の全体像
1 フリードリヒ・マルクス・ヒューブナー「ドイツにおける表現主義」 16/2 W・ムシュク『トラークルからブレヒトまで――表現主義の詩人たち』 31/3 ヴァルデンと〈シュトゥルム〉、カール・クラウスについて 33/4 〈ブリュッケ〉と「ブリュッケ・プログラム」 36
14 
2章 新たなパトス
シュテファン・ツヴァイク「新たなパトス」 43
39 
3章 表現主義と「醜」の美学
1 ローゼンクランツの『醜の美学』 55/2 醜の芸術的変容 61/3 大都市のリアル 66/4 ゴットフリート・ベンの詩集『死体公示所』⊃「美しい青春」 68
55 
4章 救いがたい自我
1 父祖の世代との対決 78/2 新たな美の獲得 90/3 都市と身体の相互浸透――カジミール・エトシュミットの「記憶する眼」 96/エトシュミット「文学的表現主義について」 97
77 
5章 遊び心が世界を拓く――ヤーコプ・ファン・ホディス
1 言葉は主体の生きる場を拡張する 104/詩「魔術師の追記:絞首台の歌」 106/2 生と遊びは直結する 109/詩「世界の終わり」 116
104 
6章 エルゼ・ラスカー=シューラーの詩的真実
詩三篇「この世を逃れて」 121/「古のチベット絨毯」 126/「夢」 129/エルゼ・ラスカー=シューラーの夕べ――ベンのスピーチ 139
120 
7章  カール・アインシュタインの「芸術を紐帯とする新たな世界像」
1 模倣か創造か 144/「Roman(長篇小説)に関する所見」 144/2 実験小説『ベビュカン』――哲学と道化芝居を同時存在させる試み 150/美術と文学を横断するキュビズム 159/3 アートで繋がる分断なき世界 163
143 
8章  破壊による創造と知的再構成――カール・アインシュタイン『二十世紀の芸術』の視座から
1 フェルナン・レジェ 169/2 ルートヴィヒ・マイトナー 171/マイトナーの「大都市像を描くための手引き」 173/†美の追求とパトスと権力 184
168 
終章
1 ゴットフリート・ベン「四十年後」 187/2 クルト・ピントゥス「第二の残響」 193
186 
あとがき
199 
主要参考文献
202 

鈴木芳子 [すずき よしこ]
1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学者・翻訳家。『ベビュカン』にてマックス・ダウテンダイ翻訳賞を受賞。訳書にヒュルゼンベック編著『ダダ大全』、ローゼンクランツ『醜の美学』(いずれも未知谷)、ショーペンハウアー『読書について』『幸福について』、ゲーテ『イタリア紀行』(いずれも光文社古典新訳文庫)ほか多数。共著に『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)ほか。


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表現主義の理論 危機の時代と本能の芸術
鈴木芳子 編・訳・著
2,400円(税別)

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