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永劫の雨
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平賀敬一郎 著
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四六判上製256頁 2,700円(税別)
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ISBN978-4-89642-758-5 C0093
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神戸の港に近い瀟酒な店舗の並ぶ一画に五階建ての賃貸ビルを所有する若き茶藝師は眼前に広がる公園のテニスコートから豪雨のなか忽然と消えた女子高生の探索に巻き込まれる。
神戸在住で一級建築士の著者が地元神戸を舞台に茶藝の蘊蓄を傾けつつ繰り広げるエンターテイメント・ノベル第二弾!
古い建築計画図が端緒となり……
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目 次
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頁
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1 よくなめしたイタリア製の靴のように
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5
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2 今よりもっときれいで可愛くなるよ
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33
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3 私が着地したのは
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54
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4 ミッキーマウスは、いつもそこにいるもの
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76
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5 何かを得ようとすれば、何かを差し出す必要がある
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113
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6 よく分からない奇妙な話をして帰っていく
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141
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7 あの時、賽は投げられたのだ
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154
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8 それまで僕の雑談にお付き合い下さい
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179
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9 醜いアヒルの子が成長して白鳥になる話でもない
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204
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10 因果応報というのを信じますか?
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209
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11 もし僕が君の女友達だったなら
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224
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12 熱せられた脂肪の旨味が口の中に溢れる
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241
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13 それは飽くまで単純な愛の歌だった
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247
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平賀敬一郎 [ひらが けいいちろう]
1973 年兵庫県芦屋市生まれ。神戸市で一級建築士事務所を経営する傍ら本作を執筆。
著書に『黒鳥』(未知谷)がある。
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