未知谷の刊行物【海外文学】



 
モスカット一族
アイザック・バシェヴィス・シンガー 著 / 大さきふみ子 訳
四六判上製872頁 6,000円(税別)
ISBN978-4-89642-717-2 C0097



本作で描かれるのは20世紀初頭、ポーランド・ワルシャワ
近代化と戦争に揺れるユダヤ人社会
実利に聡く独善的で気難しい絶対的な長がいた栄華から
三世代を経て、伝統的家族社会は内部から崩壊していく
その間、ポーランド独立回復を目指す数度の蜂起
ロシア革命、第一次世界大戦
独立回復、ポーランド・ソヴィエト戦争
ナチスのポーランド侵攻、第二次世界大戦…
100人以上の登場人物が蠢く、
900頁に迫る大長篇
作品の最高潮は最後のセンテンスに…!
お見事! とうなずくしかない
ノーベル文学賞作家の筆力


目  次

謝辞

第一部
11 
第二部
130 
第三部
236 
第四部
293 
第五部
361 
第六部
467 
第七部
535 
第八部
589 
第九部
659 
第十部
771 

852 
訳者解説
859 

アイザック・バシェヴィス・シンガー
[Isaac Bashevis Singer]

1903年、ポーランドのワルシャワ郊外でユダヤ教のラビの子として生まれる。1920年代半ばからイディッシュ語による短篇小説を発表し始める。35年に兄で作家のイスラエル・ジョシュア・シンガーの援助で渡米。その後もイディッシュ語で作品を書き続け、1970年と74年に全米図書賞を、78年にノーベル文学賞を受賞する。長篇小説、短篇小説、童話、エッセイ、回想録など、多くの作品が英訳されている。日本語に翻訳された小説としては『奴隷』、『罠におちた男』、『ルブリンの魔術師』、『ショーシャ』、『悔悟者』、『メシュガー』他、短篇集としては『短かい金曜日』、『タイベレと彼女の悪魔』、『カフカの友と20の物語』、『ばかものギンペルと10の物語』他、回想録に『よろこびの日』、『父の法廷』他、童話に『やぎと少年』、『お話を運んだ馬』、『まぬけなワルシャワ旅行』他、多数ある。また短篇集『不浄の血』はイディッシュ語から翻訳されている。1991年にアメリカで亡くなった。
 
大さきふみ子 [おおさき ふみこ]
1953年生まれ。明治大学文学部文学研究科博士後期課程単位取得退学。鶴見大学名誉教授。著書に『アイザック・B・シンガー研究』(吉夏社)、『国を持たない作家の文学――ユダヤ人作家アイザック・B・シンガー』(神奈川新聞社)。共著書に『神の残した黒い穴を見つめて――アメリカ文学を読み解く/須山静夫先生追悼論集』(音羽書房鶴見書店)、『エスニシティと物語り――複眼的文学論』(金星堂)、『笑いとユーモアのユダヤ文学』(南雲堂)、『父と息子の物語――ユダヤ系作家の世界』(彩流社)など。翻訳書にアイザック・B・シンガー『ルブリンの魔術師』、『ショーシャ』、『悔悟者』、『タイベレと彼女の悪魔』、『メシュガー』(いずれも吉夏社)がある。

小社刊のアイザック・バシェヴィス・シンガーの著作物
[父の法廷]
 
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[文学の贈物 東中欧文学アンソロジー]


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アイザック・バシェヴィス・シンガー 著
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