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アウラの方へ 美の断章
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柴橋伴夫 著
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四六判上製304頁 3,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-624-3 C0071
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約半世紀――北海道を中心に
〈かけがえのない光〉美を辿って旅をした
〈遊歩者〉として、その足跡を残す、美の断章……
柴橋伴夫評論集成、第1集
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目 次
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頁
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まえがき 〈かけがえのない光〉を求めて
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1
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I 彫刻のアゴラへ
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9
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イサム・ノグチ、その「空間思考」
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10
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イサム・ノグチの家
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21
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ユーラシアへの旅 イサム・ノグチ
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25
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イサム・ノグチの父――ヨネ・ノグチ
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29
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野口米次郎とイサム・ノグチ
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35
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イサム・ノグチ――「あかり」(AKARI)の彫刻
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40
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「ながれもん」の心――流政之
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45
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庭師としての流政之
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48
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漂泊の人――流政之
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53
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彫刻の形象美――山本正道
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57
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美しい時の記憶へ――江口週
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62
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「未来への遺産」にみる〈造形性〉――中江紀洋
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66
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時の彼方へ――中江紀洋
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70
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柳原義達の人と芸術
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76
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「道標の人」――柳原義達
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83
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峯孝の彫刻
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87
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II 奇跡のアゴラ
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91
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彫刻の園ピエトラサンタ――安田侃
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92
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アルテピアッツァ美唄――心に帰る空間
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100
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奇跡の広場――アルテピアッツァ美唄
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105
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愛と死の抽象化
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107
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禅の庭、あるいは現代の枯山水――安田侃の舞台装置
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110
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直島と安田侃
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113
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Sculpture The Spirit(精神を彫る)
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118
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〈蝶々夫人の夕べ〉に寄せて
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127
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III 光のアゴラ
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137
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ファン・ゴッホと佐伯祐三
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138
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ゴッホの双生児
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144
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画家シャガールと思想家ヘッシェル
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150
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シャガールの「融和の光」
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156
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ミュシャ(ムハ)の夢とモラヴィアの祈り
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160
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マーク・ロスコの絵画知覚
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163
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肖像と変貌――F・ベーコンの絵画
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172
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F・ベーコンの闇
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180
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ダリの迷宮
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185
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フェルメールの光
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190
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フェルメールと永遠
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197
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地を泳ぐ人 レオナール・フジタ
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203
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シャーマンとしての草間彌生
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208
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草間彌生の「水玉」爆弾
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213
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岡本太郎の「呪術思考」
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219
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岡本太郎「明日の神話」をめぐって
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224
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写真家としての岡本太郎
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231
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太陽を掴んだ男
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235
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北欧の国デンマーク
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239
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IV 青の人
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245
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入魂の画家片岡球子
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246
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青木繁「海の幸」と石橋財団コレクション
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251
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自画像の画家――栃内忠男
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254
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小谷博貞と美術映画
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260
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因藤寿の抽象
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265
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前衛の人 一原有徳
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269
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青の人 一原有徳
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273
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デジャ・ブの赤
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277
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男の中の宇宙――白鳥信之
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280
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北海道銀行コレクションとメセナ
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283
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木田金次郎となかがわつかさ
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288
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信仰と造形――「アイヌ・アート 風のかたりべ」
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293
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あとがき 〈飢餓の充足〉の方へ
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297
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初誌一覧
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303/i
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柴橋伴夫 [しばはし ともお]
1947年北海道岩内町生まれ。札幌在住。詩人・美術評論家。北海道美術ペンクラブ同人、荒井記念美術館理事、美術批評誌「美術ペン」編集人、文化塾サッポロ・アートラボ代表。[北の聲アート賞]選考委員・事務局長。主たる著作として詩集『冬の透視図』(NU工房)/詩集『狼火 北海道新鋭詩人作品集』(共著 北海道編集センター)/美術論集 『ピエールの沈黙』(白馬書房)/『北海道の現代芸術』(共著 札幌学院大学公開講座)/美術論集『風の彫刻』・評伝『風の王−砂澤ビッキの世界』・評伝『青のフーガ 難波田龍起』・美術論集『北のコンチェルトI II』・シリーズ小画集『北のアーティストドキュメント』(以上 響文社)/旅行記『イタリア、プロヴァンスへの旅』(北海道出版企画センター)/評伝『聖なるルネサンス 安田侃』・評伝『夢見る少年 イサム・ノグチ』・評伝『海のアリア 中野北溟』・シリーズ小画集『北の聲』監修・『迷宮の人 砂澤ビッキ』(以上 共同文化社)/評伝『太陽を掴んだ男 岡本太郎』・『雑文の巨人(マエストロ) 草森紳一』(以上 未知谷)/『生の岸辺 伊福部昭の風景』・『前衛のランナー 勅使河原蒼風と勅使河原宏』・詩の葉『荒野へ』(以上 藤田印刷エクセレントブックス)/など多数。
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