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神峰山(かみのみねやま)
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穂高健一 著
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四六判上製272頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-567-3 C0093
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一九四五年、終戦や敗戦ということばだけでは終わらない戦争。昭和20年代、全ての人が貧しく、生きることに必死だった姿こそ「二度と戦争を起こしてはならない」という歴史的教訓の証しとなる。大崎上島の地に、戦争が残した非情さ、抗うことができない運命を見、悲惨な境遇のなか、前向きに必死に生きる10代20代の遊女と男たち女たち、緊迫の中にも安らぎや楽しみを見出そうとする日々を描く5篇
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目 次
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頁
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プロローグ
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5
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第1章 ちょろ押しの源さん
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7
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第2章 初潮のお地蔵さま
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43
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第3章 紙芝居と海軍大尉
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89
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第4章 首切り峠
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143
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第5章 女郎っ子
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171
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あとがき
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267
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穂高健一 [ほだか けんいち]
1943年広島県大崎上島町生まれ。中央大学経済学部を卒業、作家。
日本ペンクラブ(広報委員、会報委員)、日本文藝家協会、日本山岳会、日本写真協会、歴史時代小説作家クラブの各会員。
地上文学賞『千年杉』(家の光社)、いさり火文学賞『潮流』(北海道新聞社)など八つの受賞歴(小説部門)がある。
読売・日本テレビ文化センター、目黒学園カルチャースクールで「文学賞を目ざす小説講座」、朝日カルチャーセンターで「知られざる幕末史」、「フォト・エッセイ」、かつしか区民大学、広島テレビカルチャーセンター、元気に百歳クラブ等の講師を務める。
近著として、小説 3・11『海は憎まず』、幕末歴史小説『二十歳の炎』、および新装版『広島藩の志士』、全国山の日の制定記念『燃える山脈』、『芸州広島藩・神機隊物語』などがある。
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