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不死 プラトーノフ初期作品集
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アンドレイ・プラトーノフ 著 / 工藤順 編訳
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四六判上製192頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-568-0 C0098
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レフ・トルストイやドストエフスキーに連なり
ロシア宇宙主義の「新しい人間」像を描く
多様な作品から短篇小説、エッセイ、戯曲、詩と
プラトーノフ入門とも評し得る作品集!
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目 次
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頁
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永遠の生命
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5
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世界の魂
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13
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星の砂漠で
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21
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不可能なもの
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37
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Anti-Sexus(アンチ・セクスス)
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65
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不死
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91
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父の声
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135
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詩篇
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157
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跋
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169
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参考文献
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183
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アンドレイ・プラトーノフ [Андрей Платонов]
1899年、ロシア・ヴォローネジ近郊に生まれる(出生時の姓はクリメントフ)。10代後半にロシア革命を経験、熱狂的に受け入れ、つづく内戦でも兵士として戦った。学校卒業後は鉄道労働者などとして働き、1920年代前半にはヴォローネジの土地改良および水力発電所建設計画において指導的な役割を果たす。その傍ら、地元ヴォローネジの新聞上に評論や詩を発表。1922年、第一詩集『青き深淵』を出版して作家としてデヴュー。1926年、モスクワに転居し、以降は作家として活動。生前は「疑惑を抱いたマカール」(1929)、「ためになる」(1931)、「帰還」(1946)等が批判の対象となり、出版はままならなかった。その中にあって「不死」(1936)は、生前発表され好意的な評価を受けた数少ない作品の一つである。1951年モスクワで死去。ソ連解体前後から遺された作品が続々出版され、再評価が進んでいる。代表作「チェヴェングール」(1929)、「土台穴」(1930)、「しあわせなモスクワ」(1933-36、未完)など。
工藤順 [くどう なお]
1992年生まれ。労働者。ロシア文化、ロシア詩。本書が初の翻訳書である。
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