|
|
|
|
藍彩霞の春 客家文学的珠玉2
|
李喬 著 / 明田川聡士 訳
|
四六判上製368頁 2,800円(税別)
|
ISBN978-4-89642-562-8 C0398
|
|
|
小説家であり評論家でもある著者の理論「反抗の哲学」を物語化した大作。少女売春を描き、最後に恃み得るのは自分自身でしかないと強く主張。
|
|
|
目 次
|
頁
|
台湾売春婦共和国 『藍彩霞の春』によせて
|
1
|
藍彩霞の春
|
11
|
年表
|
357
|
訳者あとがき
|
359
|
李喬 [り きょう]
1934年、台湾・苗栗の生まれ。本名・李能棋。台湾文学を代表する客家人作家。国家文芸賞、台湾文学金典賞、呉三連文芸賞、巫永福評論賞、台湾文学賞(呉濁流文学賞)、台美基金会人才成就賞、塩分地帯文芸営台湾新文学貢献賞、客家委員会客家貢献賞などを多数受賞。文芸誌『台湾文芸』総編集長及び発行人、台湾ペンクラブ会長を歴任。1990年代後半からは公共電視台「文学過家」や大愛電視台「客家週刊」などテレビ局の番組でもパーソナリティーとして台湾文学や客家文化の推進に尽力した。公共電視台では、自身の代表作『寒夜三部作』も台湾の客家語文学として初めて連続テレビドラマ化された。主要作には『寒夜三部作』を始め、『飄然曠野』、『山女―蕃仔林的故事集』、『告密者』、『情天無恨―白蛇新伝』、『V与身体』、『情帰大地』、『李喬自選集』、『李喬短篇小説全集』などがあり、日本語の他に英語やドイツ語などでも翻訳された。
明田川聡士 [あけたがわ さとし]
1981年生まれ。早稲田大学第一文学部卒業、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、横浜国立大学、獨協大学、東京理科大学、跡見学園女子大学、高崎経済大学、放送大学非常勤講師。主な著書に『越境する中国文学 : 新たな冒険を求めて』(共著、東方書店、2018)、『台湾研究新視界 : 青年学者観点』(共著、台北・麦田出版、2012)など。主な訳書に李喬『曠野にひとり : 李喬短篇集』(共訳、研文出版、2014)など。
|
|