|
|
|
|
わたしたちのすべての昨日
|
ナタリーア・ギンツブルグ 著 / 望月紀子 訳 / 菊地信義 装幀
|
四六判上製272頁 3,000円(税別)
|
ISBN978-4-89642-461-4 C0097
|
|
|
北の町の母親のいない反ファシズム一家のなかで存在すら忘れられたような少女アンナ。アンナは
「革命をして生きたい」
と思っている。兄たちはファシズム打倒の行動へ。一九四〇年、イタリアが参戦、兄は意志を貫き、アンナは16歳で身籠もった。弟はパルチザンとなり……
長く続く、英雄のいない、革命と戦争の日々
名もなき小さな人びとの生と死、モラルと行動を描く叙事詩
|
|
|
目 次
|
頁
|
第一部
|
|
1
|
6
|
2
|
16
|
3
|
26
|
4
|
33
|
5
|
38
|
6
|
44
|
7
|
53
|
8
|
58
|
9
|
75
|
10
|
81
|
11
|
87
|
12
|
91
|
13
|
98
|
14
|
102
|
15
|
116
|
16
|
123
|
第二部
|
|
1
|
140
|
2
|
146
|
3
|
152
|
4
|
163
|
5
|
171
|
6
|
179
|
7
|
190
|
8
|
196
|
9
|
201
|
10
|
205
|
11
|
215
|
12
|
221
|
13
|
226
|
14
|
230
|
15
|
246
|
ナタリーア・ギンツブルグ 略歴と解説
|
260
|
ナタリーア・ギンツブルグ [Natalia Ginzburg]
イタリアの小説家、劇作家。一九一六年、パレルモ生まれ。三八年、レオーネ・ギンツブルグと結婚。四〇年、アブルッツォ州のピッツォリに流刑となった夫に従う。ここで第三子誕生。四二年、第一作『町へ行く道』。四四年、夫獄死。エイナウディ出版社入社。五〇年、英文学者ガブリエーレ・バルディーニと結婚。五二年、『わたしたちのすべての昨日』。六三年自伝小説『ある家族の会話』でストレーガ賞受賞。八三年、独立左派の下院議員に選出。九一年、ローマの自宅で死去。
望月紀子 [もちづき のりこ]
東京外国語大学フランス科卒業。イタリア文学。
主な著書:『世界の歴史と文化 イタリア』共著、新潮社、『こうすれば話せる イタリア語』朝日出版社。
訳書:オリアーナ・ファラーチ『ひとりの男』講談社、ダーチャ・マライーニ『メアリー・ステュアート』劇書房、『シチーリアの雅歌』、『帰郷シチーリアへ』、『イゾリーナ』、『別れてきた恋人への手紙』、晶文社、『澁澤龍彦文学館 ルネサンスの箱』、共訳、筑摩書房ほか。
|
|