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ジョルジュ・ブラック 絵画の探求から探求の絵画へ
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ベルナール・ジュルシェ 著 / 北山研二 訳
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四六判上製336頁 4,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-268-9 C1070
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この一冊でブラックの評価が変わる!
「ピカソとともにキュビスムを始めた男」
よく知られたブラックの姿は
その人生のほんの序盤にすぎなかった
セザンヌが切り開いた道に従って
室内装飾職人という前職の技能をフルに活かし
20世紀の美術と思想を動かした
野心的芸術活動の全貌
図版227点収録
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目 次
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頁
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序文
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1
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第一章 セザンヌの影響を受けて
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15
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色の肉体言語
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15
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モデリングとは正反対のこと
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23
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レスタックあるいは言うに言われぬ色彩
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35
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第二章 ザイルで体を結びつけられた登山者パーティー、ブラック=ピカソ
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49
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モチーフを読み込む
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49
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「キューブ」の変貌
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55
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湾曲した空間あるいは逆転されたモデル
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61
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一種のマチエール
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74
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記号と指標
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82
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共鳴の度合
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87
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検査官ジョルジュ・ブラック
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92
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第三章 練り上げられる絵画
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111
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四次元
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111
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パピエ・コレ――見る機械
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117
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モデルのないオブジェ群
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132
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第四章 静かな生
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145
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オブジェとしてのタブロー
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145
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ものとものとの間に求められた全体構造
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156
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「ものを忘れよう、関係だけを考慮に入れよう」
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166
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戦争画
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177
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第五章 意に反して
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191
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〈カネポロス〉あるいはあらわにされた身体
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191
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「聖母訪問」あるいは啓示された身体
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196
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自画像
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205
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ブラックの諸特性
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210
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第六章 内部装置
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217
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現状証明書
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217
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《アトリエ》シリーズの意図
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223
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鳥の飛翔
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231
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《すばやく》
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236
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第七章 消費される芸術
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241
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自然の試練
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241
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ヴァン・ゴッホ、生々しい記憶
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247
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不動の旅行者
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253
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註釈
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259
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訳者あとがき
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279
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年譜
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299
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収録図版索引
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330
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ジョルジュ・ブラック [Georges BRAQUE]
1882年パリ郊外生まれ。家業のペンキ職人の見習いをしつつ美術学校で学んだ後、装飾画家の資格を得るためにパリへ。フォーヴィズム(野獣派)に参加するも、セザンヌが切り開いた道に従うことを選ぶ。ピカソとともにキュビズムの創始者と言われ、やがてキュビズムを乗り越えて、たえず変貌しながら制作を続けた。1914年の第一次世界大戦に動員された際、頭部に重傷を負ったが、帰国後も精力的に活動した。1963年死去。フランスは国葬でブラックの死を送った。
ベルナール・ジュルシェ [Bernard ZURCHER]
1953年生まれ。近代芸術史家。オランジュリー美術館の助手(1978年)、芸術実験美術館(パレ・ドゥ・トキオ)助手(1979年〜1984年)、ルーヴル美術学校講師を勤め、1985年以来パリ現代美術ギャラリーを運営。様々な雑誌、辞典類(『抽象芸術』アザン、1980年、『芸術と女流芸術家』アザン、1982年)に執筆協力。著書に『モジリアニ』(アザン、 1982年)、『妹エリザベート・ヴァン・ゴッホが語るヴィンセント・ヴァン・ゴッホ』(アザン、1982年)、『ジャン=ポール・ユフティェ』(ギャラリー・G、1986年)などがある。
北山研二 [きたやま けんじ]
1949年生まれ。東京外国語大学大学院(修士課程)修了。現在、成城大学文芸学部教授。訳書に『レーモン・ルーセルの生涯』(フランソワ・カラデック著、リブロポート、1989年)、『マルセル・デュシャン全著作』(マルセル・デュシャン著、1995年、未知谷)、『デュシャンとの対話』(ジョルジュ・シャルボニエ著、1997年、みすず書房)、『聞こえない部屋』(ジャン=フランソワ・リオタール著、2003年、水声社)など。主要な論文には、ルーセル論、デュシャン論、アルトー論、物語論等がある。
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