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あちこち草紙
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土肥あき子 句と文 / 森田あずみ 絵
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四六判上製112頁カラー8頁 1,600円(税別)
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ISBN978-4-89642-180-4 C0095
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猫にまつわる句画随筆集
絵54点、句と文50篇収録
「あちこち草紙」は、猫との生活を考える地域紙『ねこいち』に五年間連載された土肥あき子(句と文)と森田あずみ(絵)の人気コラムであった。その後『ねこいち』は廃刊したが、このコラムをもとにして一冊の本となった。猫と人が出会い、人と人が会い、この本が生まれた。(間山周子「まえがき」より)
土肥さんの文章はとても落ち着いていて、さらっとしていて、しかも味わい深くて、この騒がしい世の中をひととき忘れさせてくれるような魅力がある。名文だと思う。それもやはり季節の移ろいに敏感な俳句修業のたまものなのであろうが、猫との交流にしても一切べたべたしていないところが心地よい。……普通の話を普通に持ちだすときに、土肥さんが実に不思議なタイミングを心得ていて、そのことが奏功していると思う。天性の資質とは、おそらくこのように現れてくるものなのだろう。(清水哲男「跋」より)
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目 次
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頁
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まえがき 間山周子
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1
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あちこち草紙
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5
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春の巻
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8
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夏の巻
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34
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秋の巻
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58
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冬の巻
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82
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あとがき
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森田あずみ
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108
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土肥あき子
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109
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跋 清水哲男
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110
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土肥あき子 [どい あきこ]
俳人。代表句「水温む鯨が海を選んだ日」では、季語を空間的にも時間的にも途方もないスケールで拡大した。現在、「新増殖する俳句歳時記」(http://zouhai.com/)で俳句鑑賞連載中。第一句集『鯨が海を選んだ日』(富士見書房)。
鹿火屋同人。社団法人俳人協会会員。
森田あずみ [もりた あずみ]
画家。1991年「猫の手帖」イラストコンテスト入賞をはじめ、その他多くのペット関係イラストコンテストに入賞。『野良猫ムーチョ』『I LOVE CAT & LOST CAT』(テレビ朝日)、『とべないホタル12』『捨て犬ユウヒの恩返し』(ハート出版)など作品多数。
森田あずみのホームページ http://www6.ocn.ne.jp/˜azumikam/
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