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目 次
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第1章
十二歳の少女ピョトルーシャは母と二人ワルシャワのアパートに暮らしていた。親友は二歳年上のアンゲリカ……。病気で寝込んだピョトルーシャに、パパは遠い惑星の少年の話を聞かせてくれた。
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第2章
七つの湖のほとり、ぶどう畑に囲まれた少年の住む町では……。花火売りの贈物“十二匹の戻り竜”を打ち上げた少年は事故で親友を失い、地球へ逃れて来たが、いまだに親友の一族に追われているという。
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第3章
パパに危機が迫り三人は小村へ逃れる……。転校した学校の帰路、不良少年たちに追われたピョトルーシャは宇宙船の隠された物置小屋に逃げ込み、そのままパパの星へと向った。
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80
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第4章
廃墟と化した街に降りたピョトルーシャは偶然得た情報を手に戦争終結に活躍するが、それを心良く思わぬ者もある。花火売りの手でテロから救われた彼女は地球へと戻った。
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第5章
増長する不良少年たちを片づけた迄は良かったが、パパとママは惑星へ、ピョトルーシャは地球に残り、富裕な実の父一家と暮らすことになった。ある日家庭を失ったアンゲリカと再会し……
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終章
過ぎ去るものといって何もない。人も出来事もすべては絵や言葉の中で冬眠しているだけ。時が来れば現実として顕れる……
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訳者あとがき
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