これはティムという8歳の男の子がキャンプの子どもたちとズンデヴィト岬へ行く約束に間に合うため、自転車を走らせるお話です。工場の所長さんに眼鏡を届け、それからボルトを預かって、次には…ティムのあせる気持ちがとてもよく描写されていて、思わず心の中で応援してしまいます。さて、ティムはズンデヴィト岬へ行くことができるでしょうか?
初版から40年近くたっても読み続けられている名作です。話自体はそんなに長くなく、すんなり読めてしまうのですが、ページ一枚一枚に考えさせられることが詰まっています。
「人に親切にすること」「最後まで諦めないこと」小さい頃、一度は言われた事がある言葉だと思います。けれどその言葉をティムほど忠実に守った人は少ないのではないでしょうか。
ぜひ、この本を読んでみてください。そして心がイガイガしているとき、諦めかけているとき、ティムのことを思い出してみてください。きっと、頑張ろうってポジティブな気持ちになれると思います。
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