未知谷の刊行物【国内文学】



 
奪われた革命 ミハイル・ブルガーコフ『犬の心』とレーニン最後の闘争
石井信介 著
四六判上製248頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-679-3 C0098



あまりにも見事な政治情況の観察と分析! その文学的表現!! 
ソ連国内で62年間発禁だったブルガーコフの問題作『犬の心』が
写し取っていたものとは何だったのか? 何故の発禁処分か?
執筆当時の社会状況、人間関係、思想状況、全てを明らかに――
 
ミハイル・ブルガーコフ『犬の心』
(著者による新訳にて同時刊行)と
一qに読みたい、一冊丸々解説の本
 
レーニン没後のソ連に何が?


目  次

関連地図

はじめに
11 
 ブルガーコフ略歴
12 
 『犬の心』の執筆と発表の経緯
16 
 現存する三種類のタイプ原稿
23 
只四郎と隠居の対談
26 
1 犬の心と人の心
手術後の心 40/カラブホフの家と住宅委員会 46/プレチスチェンカ通り 50/シャリクはどこで拾われた? 53/ブルジョアとプロレタリア 57
26 
2 『犬の心』における社会主義批判
秘密警察のレポートから 62/ブルガーコフのソビエト政権批判 68/ブルガーコフの日記に見るロシアの政治状況 73
62 
3 『犬の心』の主題
プレオブラジェンスキー教授のモデルは誰か 88/シャリコフのモデルは誰か 101/ヨッフェのなぞ解き 106/レーニンから見たスターリン 113/ボルトコ監督の変身? 142/レーニン記念入党と新しい支配者の誕生 144/『エンゲルスとカウツキーの書簡集』 157/「全部かき集めて山分けする」 163/攻撃の矛先はどこへ? 171/カーメネフ政治局員への直訴 176
88 
4 家宅捜査と取調べ
道標転換派とブルガーコフ 184/家宅捜索のいきさつ 195/取調べ 202
184 
5 『犬の心』のその後
ソ連の支配者になったシャリコフたち 214/『犬の心』とペレストロイカ 220/ソ連は社会主義国じゃなかった? 224/隠居のまとめ 232
214 

石井信介 [いしい しんすけ]
民族友好大学(モスクワ)歴史文学部卒、大阪市立大学経済学部修士課程修了。ノーボスチ通信社東京支局勤務の後、ロシア向け/経由の貨物を扱う物流企業に勤めてモスクワ、サンクトペテルブルグ、ハバロフスク、ウラジオストク、ナホトカに駐在。

小社刊のミハイル・А・ブルガーコフの著作物
[モルヒネ ブルガーコフ短篇集]
[犬の心 怪奇な物語]


この商品は下のフォームからご注文いただけます。
翌営業日に小社から折り返し内容確認のメールをさしあげますので、
万が一、小社からのメールが届かない場合は、
お手数ですが、電話等でお問い合わせくださるようお願いします。
 
なお、他の商品も合わせてご注文くださる場合などは、
注文方法]をご覧のうえ「買い物カゴ」をご利用ください。
このフォームは「買い物カゴ」とは連動していませんのでご注意ください。
書   名
著  者
単 価
冊数
奪われた革命 ミハイル・ブルガーコフ『犬の心』とレーニン最後の闘争
石井信介 著
3,000円(税別)

お 名 前

郵便番号
000-0000の形で正確にご記入ください。
ご 住 所




※アパート・マンションの場合は号数までご記入ください。
電話番号

Eメール

このページの感想や小社へのご意見・ご要望・質問などをお聞かせ下さい。






 


[HOMEへ][新刊案内へ][全点リストへ]["国内文学"リストへ][前コードの書籍へ][次コードの書籍へ]

未知谷