未知谷の刊行物【国内文学】



 
ギリシア悲劇入門
丹下和彦 著
四六判上製160頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-653-3 C0098



ギリシア悲劇と聞いて、アッ敷居が高いな、と思っていませんか?
心配ご無用です。観るも読むも自在でいいのです。
 ……
当らずといえどあれこれ考えてみる ―― それはいいことです。
そのうちにひょっと思いついたり、思い当たったりすることが出てきます、
「アッ、見つけた!」という瞬間がね。
(「まえがき」より)


目  次

まえがき

第1章 ギリシア悲劇とは

第2章 アイスキュロス『オレステイア』三部作(前四五八年) ―― その1、暗殺と復讐
21 
第3章 アイスキュロス『オレステイア』三部作 ―― その2、復讐と裁判
33 
第4章 ソポクレス『オイディプス王』(上演年代不詳)―― 不憫
41 
第5章 ソポクレス『アンティゴネ』(前四四二年)―― 覚悟
61 
第6章 ソポクレス『トラキスの女たち』(上演年代不詳)―― 未必の故意
77 
第7章 エウリピデス『メデイア』(前四三一年)―― 狂う
89 
第8章 エウリピデス『ヒッポリュトス』(前四二八年)―― 乱れる
103 
第9章 エウリピデス『ヘレネ』(前四一二年)―― 具象と抽象
119 
第10章 エウリピデス『エレクトラ』(上演年代不詳)―― 余計なもの
135 
第11章 ギリシア悲劇をどう読むか
151 
あとがき
157 

丹下和彦 [たんげ かずひこ]
大阪市立大学名誉教授 関西外国語大学名誉教授
1942年 岡山県生まれ
1964年 京都大学文学部卒業
『女たちのロマネスク』東海大学出版会
『旅の地中海』京都大学学術出版会
『ギリシア悲劇』中公新書
『ギリシア悲劇ノート』白水社
『食べるギリシア人』岩波新書
エウリピデス『悲劇全集1〜5』訳、京都大学学術出版会

小社刊の丹下和彦の著作物
[ギリシア悲劇の諸相]
[ご馳走帖 古代ギリシア・ローマの食文化]
[ギリシア悲劇余話]


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ギリシア悲劇入門
丹下和彦 著
1,800円(税別)

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