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轍
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竹大和 著
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四六判上製260頁 2,500円(税別)
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ISBN978-4-89642-646-5 C0095
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ケネディ大統領暗殺後激化するベトナム戦争
日系3世19歳の青年は幼少時を過ごした日本で
マルチ音楽人間を目指して歩み始める
しかし当時の日本の音楽シーンは
演歌からフォークへニューミュージックへと
大きく舵を切る変革期にあった
ライフ・ワークとすべきテーマはあるのか
はやり言葉や省略言葉ばかりが幅を利かせ
言葉ばかりか風俗習慣さえも伝統から離れ
美しいものに惹かれる心さえ失ったか……
折りから郷愁へと誘う女性と出合い
嫋やかな着物姿の女性の瞳に魅了された
“竹久夢二”と見定めて
アプローチを始めると
偶然の出会いが重なり
必然と思われる事態に
父の記憶の無い青年と
息子を持たぬ初老の男
二人の出会いと友情と
もうひとつの物語――
ピューリタン精神で邁進した半生記――
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目 次
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頁
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Overture(序曲)
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1
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I 夢との遭遇
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9
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II 残照
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12
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III メモワール(思い出の記)
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19
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IV マイ・ホーム・タウン
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46
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V なんてったって青春
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54
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VI 戦争と青春
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64
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VII 新たなる出発
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71
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VIII ゴーイング・マイ・ウェイ
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75
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IX スタジオ・パイオニア
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98
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X ノクターン(夜想曲)
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101
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XI 夢との遭遇 2
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104
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XII 夢爛漫
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118
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XIII 夢二の夢
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127
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XIV 怪盗ルパンと解答夢二
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153
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XV 虹の轍
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160
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XVI 夢二の輪
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164
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XVII Destiny
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167
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XVIII シンフォニーからの招待状(An Invitation From Symphony)
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183
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XIX The Man With Seven Faces(七つの顔の男)
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196
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XX 急がばまわれ
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243
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跋 轍に寄せて ふみ子デイヴィス
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255
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竹大和 [たけ やまと]
1946年満州生まれ。音楽プロデューサー、歌手(竹久晋士、樹水まさし)、作詞、作曲、翻訳家など様々な顔を持つ。
美しい日本語の普及に努めた功績で国際芸術文化賞受賞。
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