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キリスト教芸術との対話
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中谷博幸 著
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四六判上製480頁 6,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-587-1 C0070
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このイエス像
(リーメンシュナイダー作『ヴィンツハイム十二使徒祭壇』)
の厳しさと悲哀…!
衝撃を受けて、以来30年
自ら中東・西欧へ飛び
キリスト教芸術との
対話を続けた日々の思考――――
聖書に沿って語られる
古今東西のキリスト教芸術の意味
長い歴史を、現地取材を踏まえて
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目 次
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頁
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はじめに
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1
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第一章 「神殿」文化と聖書
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19
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第一節 『ヘント祭壇画』
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20
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第二節 古代地中海世界の「神殿」文化
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23
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第三節 聖書
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28
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第二章 創造と堕落
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39
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第一節 「ハーヤー」なる神
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40
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第二節 世界の創造
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43
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第三節 人間の創造
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48
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第四節 アダムとエバ(創二〜三章)
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57
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第五節 最初の「死」(創四章)
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73
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第六節 カインの裔(創四章)
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74
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第七節 バベルの塔(創一一章)
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77
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第三章 アブラハム・イサク・ヤコブの神
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85
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第一節 アブラハムの「出発」
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87
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第二節 アブラハムの経験の深まり
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90
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第三節 アブラハムによるイサク奉献(創二二章)
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97
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第四節 信仰の造形化
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103
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第五節 アブラハムの人生
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110
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第六節 イサクとヤコブ
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112
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第七節 ヤコブとヨセフ
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127
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第四章 出エジプトと神殿
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143
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第一節 出エジプト
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145
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第二節 モーセの芸術表現
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153
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第三節 神殿
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155
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第四節 「神殿」文化と古代ユダヤ教
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159
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第五章 メシア
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169
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第一節 ダビデ
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171
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第二節 二つのダビデ像
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192
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第三節 南北イスラエル王国の崩壊
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205
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第四節 預言者
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214
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第五節 中間時代
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230
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第六章 メシアの誕生
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235
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第一節 受胎告知 I
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237
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第二節 受胎告知 II
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253
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第三節 マリアのエリサベツ訪問・住民登録
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266
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第四節 誕生
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270
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第五節 礼拝
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275
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第六節 神殿への奉献
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280
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第七章 メシアの受難と復活
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285
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第一節 最後の晩餐 I
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287
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第二節 最後の晩餐 II
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292
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第三節 最後の晩餐 III
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298
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第四節 ゲツセマネ・逮捕・裁判・十字架刑
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313
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第五節 『イーゼンハイム祭壇画』
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328
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第六節 ピエタ・埋葬・墓
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335
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第七節 メシアの復活
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345
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第八節 エマオの出来事
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354
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第八章 古代ユダヤ教からキリスト教へ
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361
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第一節 二つの問いをめぐる多神教と古代ユダヤ教
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363
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第二節 新約聖書キリスト教における神の顕現
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367
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第三節 新約聖書キリスト教における礼拝
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372
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第四節 多神教・古代ユダヤ教・キリスト教
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375
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第五節 カトリック教会におけるミサ
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377
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第六節 ルターの宗教改革
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386
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第七節 デューラーとカラヴァッジョ
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392
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第八節 ルーカス・クラナハ父・子
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399
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第九節 キリスト教芸術における聖と俗
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409
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あとがき
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口絵・挿絵収蔵先等一覧
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435/xxviii
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口絵・挿図一覧
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445/xviii
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索引
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462/i
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中谷博幸 [なかたに ひろゆき]
1953年1月 奈良県生まれ
1981年3月 京都大学大学院文学研究科(西洋史学専攻)博士課程単位取得退学
2018年3月 香川大学教育学部定年退職
現在 香川大学名誉教授
主な著訳書
『マルティン・ルターとその世界』美巧社、2016年
ベルント・レック『歴史のアウトサイダー』中谷博幸・山中淑江共訳、昭和堂、2001年
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