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「明日の王」詩と評論
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草森紳一・嵩文彦 著
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四六判上製212頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-542-0 C0095
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新発見!
未発表評論約130枚!!
草森は密かに高校以来の朋友
嵩文彦の詩を論じていた
嵩の詩集と草森の評
そして残された嵩の解説
没後10年にして結実
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目 次
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頁
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詩 嵩文彦
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7
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明日の王
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1 赤い血の少年たち
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8
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2 明日の王
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10
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3 市場
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14
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4 日めくり
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16
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5 冬日
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18
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6 図像
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20
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7 火の山に向って
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22
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8 屈まる男
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26
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9 水槽
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28
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10 スキップ・トリップ・トリップ
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30
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倒立する古い長靴のための緻密な系統図
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自我のベルト
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34
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父
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通過する者、または留まる者
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56
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生きてゆくということのなつかしさ
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金玉プリプリ
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60
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春が近い
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64
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評論 羽根の折れた水鳥 草森紳一
嵩文彦の詩に氾濫する「父」なるものを頭に(心ではなく)念じおきつつ、詩画集『明日の王』の評釈を試みる
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67
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平癒せし折翅の雁にさそふ風 嵩文彦
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165
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草森紳一 [くさもり しんいち]
1938年 北海道音更町にて生まれる
1956年 帯広柏葉高等学校卒業
1961年 慶應義塾大学文学部中国文学専攻科卒業
1964年 婦人画報社の編集者を経て、文筆家となる
2008年 東京門前仲町のマンションで心不全のため急逝
著書
『マンガ考』『ナンセンスの練習』『江戸のデザイン』(1973年毎日出版文化賞受賞)『狼藉集』『鳩を喰う少女』『子供の場所』『だが、虎は見える』『円の冒険』『歳三の写真』『絶対の宣伝ナチス・プロパガンダ』(全4巻)『素朴の大砲 画志アンリ・ルッソー』『見立て狂い』『あの猿を見よ 江戸佯狂伝』『随筆 散歩で三歩』『北狐の足跡 「書」という宇宙の大冒険』『食客風雲録』(中国編 日本編全2巻)『少年曹操』『荷風の永代橋』『随筆 本が崩れる』など生前に48冊、没後に『夢の展翅』『中国文化大革命の大宣伝』(全2巻)『李賀 垂翅の客』など17冊 が刊行
嵩文彦 [だけ ふみひこ]
1938年 北海道網走にて生まれる
1956年 帯広柏葉高等学校卒業
1963年 北海道大学医学部医学科卒業
2014年 50年に及んだ医師生活から離れる
詩集
『サカムケの指に赤チンをぬる栄華にまさる楽しさ』『倒立する古い長靴のための緻密な系統図』『父』『「タイム」と言って電信柱に放尿すると、夢』『生きてゆくということのなつかしさ』『台所という宇宙』『青空の深い井戸』
詩画集
『明日の王』(版画 片山健)、『蒼空の繭』(版画 矢崎勝美)、『歩行する魚』(版画 石橋学)
句集
『春の天文』『臨床の夏』『若冲』『ランドルト環に春』『天路歴程 2014』『ダリの釘』
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